第5話 拳で語れ
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うしたんじゃ?」
「アイツが力いっぱいやったら…ナツがやべえかも、って心配したのも事実だ。一応は釘さしたけど」
そう言って苦笑する。けしかける様に言っておいて、無責任な気がするけれど、やはり大怪我だけは好ましくないのだ。だが、マカロフは、首を振った。
「その点は大丈夫じゃろ? ……ゼクトと、さっきずぅーっと話しておったが…あやつは仲間思いの強い気持ちを。そんな心を持っておるんじゃ。そうでもないと、大切なもの…なんて思わんじゃろ? いったい、ゼクトに何があったかはわからんが、な」
「ああ…ちげーねえ。オレも、便宜上、口ではそう言ったが、本心では、そんな事 1ミリも心配しちゃあいねえよ。……それに、ナツには同い歳の目標ができる。そして、ナツに目標ができたとなれば、周りのガキ達にとっても、も刺激になるだろ」
そう言って笑う…。
「そうじゃな。ふふ、何やら楽しみになってきたわい」
マカロフも一緒になって笑っていた。
かくして、ゼクトとナツ。拳で語るコミュニケーションがスタートしたのだった。
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