暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
finalstory 終結
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赤面するシエルだが、ゼロは気付かずに頷くと、シエルの手を握り、執務室を出て行く。

ルイン「シエル、ゼロのことが好きなんだね。」

エックス「うん、よく考えてみればゼロはアリア博士の子供達を大切にしていたからね。」

アリアの子孫達はゼロによく懐いていたのを思い出すエックス。

ルイン「エックス、あの子達の誕生が待ち遠しいのは分かるけど、あまりシエルを焦らせたら駄目だよ?」

エックス「分かってるけど…楽しみで仕方ないんだよ。」

時折、研究室に足を運んで見つめるのは、カプセルにいる製造途中のエックスに似た顔立ちの3体の少年型レプリロイドとルインに似た顔立ちの少女型レプリロイド。
まだエックスとルインのDNAデータの接合作業の途中ではあるが、確かにそこにいる2人の子供達。
彼らを造るために、色々理由を作ったりした。
ネオ・アルカディアを守るために、より世界を豊かにするために。
勿論それもあるのだけれど、やはり第1番に思うのは、子供達に会いたいからだったりする。
愛しい人のDNAを持つ子供達に会うためなら、エックスはどんなに大変な作業にも耐えられる。

ルイン「ふふふ…これからも一緒に頑張ろうね?“お父さん”?」

エックス「君も無理はしないようにね?“お母さん”?」

優しく穏やかで、どうしようもなく幸せな空気がそこにあった。
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