finalstory 終結
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くガウディル博士。
ナナ「…エックス…エックスーーーっ!!!!」
堪えきれなくなり、エックスに駆け寄り、エックスの胸に顔を埋めたナナ。
エックスは一瞬、目を見開いたが、直ぐに優しく微笑んだ。
アリア「エックス君も罪な男だね〜。ゼロ君と言い、エックス君と言い…あの2人はモテる最高傑作造ってくれちゃって……」
エックス達を見守るアリアの表情は慈愛に満ちていた。
西暦22XX年。
人工島ギガンティスにおけるレプリロイドの反乱は、イレギュラーハンターによる強行偵察チームの活躍により解決をみた。
連邦政府は、当反乱の首謀者を、イレギュラー=リディプスと認定。
反乱組織リベリオン総統イプシロンのイレギュラー判決は保留された。
超フォースメタルの事件が終結し、更に100年の年月が過ぎた。
かつてイレギュラーハンター本部があった場所に1つの国家が誕生していた。
ネオ・アルカディア
エックス達が多大な苦労の末にようやく創り出した理想国家だ。
エックス「夢みたいだ…」
ルイン「え?」
エックス「本当に…人間とレプリロイドが平等に暮らせるヘブンを創れたんだ…」
ルイン「うん…長かったね…エックスがヘブンを創りたいって、スペースコロニー・ユーラシア事件から200年が過ぎた…」
エックス「アリア博士のおかげだ。彼女が僕達に力を貸してくれたから、僕達はここまで来れたんだ。」
100年の年月の間に、人間である彼女はこの世を去って(厳密には本来の存在に戻っただけ)しまったが、彼女の意志を継ぐ者…彼女の子孫はネオ・アルカディアで優秀な科学者として活躍している。
ゼロ「連れてきたぞ。シエル、入れ」
シエル「し、失礼します。エックス様、ルイン様」
かつて、エックス達と共に戦い、世界のために尽くしてきた天才科学者、アリア・グランスと瓜二つの容姿を持つ少女。
段々とアリアに似てくるシエルにエックス達は少し寂しく感じたが、すぐに笑顔になる。
エックス「そんなに固くならないでいいよシエル。あれはどうしてるかな?」
シエル「は、はい。エックス様とルイン様のDNAデータの解析は完璧です。DNAデータの接合が終了さえすれば…後、一月ほどで…」
エックス「そう…ありがとうシエル…くれぐれも焦らず、完璧に仕上げて欲しい」
シエル「はい。お任せください」
エックスの言葉に、シエルはぴしっと背伸びして頷いた。
エックス「ゼロ、彼女を送ってあげて欲しい」
シエル「え?あ、あの…」
ゼロ「分かった」
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