暁 〜小説投稿サイト〜
東方幻潜場
4.『願い』
[前書き]

[8]前話 [1]本文 [2]次話
 お兄ちゃん、元気ですか?
 私は元気だよ。
 妖怪さんたちは相変わらず優しい。けど、絶対にこの部屋から出してくれない。それも相変わらず。
 お兄ちゃん、今どこでなにをしているの?
 寂しいよ。
 前ね、二週間前に会ったときね、思わず抱き着いちゃったよね。しばらく恥ずかしかったけど、でもね……やっぱり、お兄ちゃんの匂いがいちばん落ち着くんだよ。
 ……でも、恥ずかしいものは恥ずかしいかも。次は気を付けるね。
 次は、いつかな。

追記
 そういえばこの前妖怪さんがね、お兄ちゃんが『げんそうきょう』っていうところへ調査しに行ったって言ってたけど、それが本当なら今そこにいるんだよね?
 待っててね。
 きっと会いに行くから。
 お兄ちゃんと幸せに暮らせる日が、来ますように。



[8]前話 [1]本文 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ