ルルーシュ・ランペルージ
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初音島、本島から橋一本で繋がっている離島で本島との行き来は橋と船の二つである。交通の便が中々不便なところもあるがそんな初音島には年間多くの人が訪れている。
その大きな理由は一つ、初音島には枯れない桜と呼ばれる桜の樹があるからだ。
いつの頃からは定かではないが初音島に突如枯れない桜が咲き始めた、咲き始めた当初は世界各国あらゆる植物学者や研究機関がその調査に乗り出した。
しかし、あらゆる調査を行っても原因は不明。当時の最先端の技術を用いても原因を全く突き止めることができず多くの研究者が頭を悩ませたそうだ。
そんな桜の樹も過去に二度枯れたことがあるらしい。桜が枯れた当初はかなりの話題となったそうだ、枯れた当初も多くの学者がその原因を突き止めようとしたが結局は50年近く経った今でもわかっていない。
そんなことが行われていた中桜の樹に関して一つの噂が流れていた。
枯れない桜は魔法の桜、といゆう噂だ。きっかけは定かではないが主だった理由としては桜の樹に願い事をした人物の願いが実際叶ったかららしく。
多くの人がその噂を聞きつけこぞって桜の樹に願いをしに行くが叶ったものと叶わなかったものと別れた。
ロボット技術が発達する中で魔法などという非科学的なことを普通の人ならば嘘だと一蹴するだろう。
たが、俺はそうは思わない。何故なら俺自身そういったことを体験したからだ。不老不死の魔女C.Cから与えられたギアスという人智を超えた力。大国ブリタニアに戦いを挑み、敗れ、勝利し最後は友に討たれた。
そこで俺の人生は終わったはずであった、だが目を覚ますと俺は赤ん坊になっていたのだ。最初は驚いたが人智を超えた出来事には耐性があった為か自分でも驚くほど冷静でいれた。
だが、ファミリーネームがランペルージだったのはどこか作為的なものを感じたが。
さて、この世界で暮らしてわかったことが幾つかある。先ずはこの世界にはブリタニアは存在しない。この点は俺にとってはかなり重要な点だと言えよう。
サクラダイトも存在は確認されていない、富士山の地中にあるが、まだ発掘されていないだけであるかもしれないが願わくは発掘されないことを祈る。
さて、一番の問題は俺にギアスが宿っていることだ、しかも両目にだ。最初は慌てたがギアスのONOFFはできたため大事には至らなかったが肝を冷やした。
まあ、一度だけギアスを使用したが問題はないだろう。
この世界に生まれて早十数年、かつてと比べて平和な日常を送っている。
そして季節は春、春は出会いと別れの季節だと言われているがこの初音島には小学校は数校あれど中学高校は一つ。中高一貫校である風見学園である。
開校
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