Another36 神
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リディプスが去り際に残していったレッドホイールの相手に時間を取られてしまったが、エックス達も転送システムに乗り込み、かつて“ヤコブ”と呼ばれていた軌道エレベーターは“バベル”と改修と同時に改名された内部にいた。
執務室の転送装置は、軌道エレベーター内部に通じていたのだ。
ルナ「畜生!!レッドホイールの相手で余計な時間を食っちまった!!早くしねえと超フォースメタルを利用されるか逃げられちまう!!」
エックス「落ち着くんだルナ!!どこに逃げようと必ず見つけてみせる。今はリディプスに超フォースメタルを使われないようにしないと!!」
マリノ「超フォースメタルをリディプスから掻っ払って、リディプスの泣きっ面を拝んでやるさ!!」
マッシモ「リディプスの泣きっ面か…それは見てみたいな…」
マリノ「だろう?」
マリノとマッシモの言葉に全員の緊張が解れていくのを感じた。
ゼロ「それにしても…」
アイリス「ゼロ?」
アリア「どうしたのゼロ君?」
ゼロの呟きが聞こえたアイリスとアリアがゼロの方を向くと、全員の視線がゼロに集中した。
ゼロ「いや…俺はもう新世代型レプリロイドのプロトタイプはアクセルとルナしかいないものだと思っていたんだが…。まだ存在していたとは…」
アクセル「うーん…プロトタイプの生き残りが認知されていないのは仕方ないと思うよ?僕もそうだったけど、新世代型レプリロイドのプロトタイプの製造は一部の研究所で秘密裏に行われていたんだ。僕達には実験動物以下な扱いをする実験を繰り返していたから余計に知られる訳にはいかないからね。」
アクセルの目つきが鋭くなる。
昔のことを思い出してしまったのだろうか?
シナモン「アクセルさん?」
アクセル「あ…いや、何でもないよ。急ごうか!!」
シナモンの視線に気づいたアクセルは笑みを浮かべて走る速度を速めた。
エックス達もアクセルを追うように走る速度を速める。
そして一本道の通路の先にあるエレベーター乗り場に辿り着き、それに乗り込んだ。
少しの間を置いて、エレベーターが上に動いていった。
そしてブルーアースロードに繋がる転送ルームに辿り着くと、そこにある転送システムに乗り込んでブルーアースロードに向かう。
そして転送システムから出ると、ブルーアースロードの通路を駆ける。
全員のエネルギー感知器がリディプスらしき反応を捉えていた。
間違いなくこの先にリディプスがいる。
最深部から感じる強大なエネルギー。
寧ろ己の存在を隠すどころか誇示しているかのような傲然としたエネルギ
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