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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-A嬉し悲しも想い次第
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とを話すと、これにはなのは達も「えぇ〜・・・」引いてた。とりあえず近くに上履きが無いかを探すんだけど、見つけることが出来なかった。誰かが持ち去ったと考えるしかない。
「はぁ〜〜・・・。とりあえずチョコは保冷バッグに入れて・・・っと」
ルシルは折り畳まれた保冷バッグを鞄から取り出して、「溶けているんじゃないぞ」チョコをそこに詰め始めた。そして詰め込み終えた途端に「盗った奴・・・、地獄に堕ちろとは言わないが、酷い目に遭え」ボソッと呟いた。さすがのルシルもお怒りだ。
「なに朝から物騒なこと言ってんのよ」
「おはよ〜。みんな、どうしたの?」
わたし達に声を掛けてきたのはアリサとすずかだった。わたし達も「おはよう!」挨拶を返して、ルシルの身に起こった事を話した。
「うわぁ、なにそれ。犯人ってやっぱり女子?」
「とにかくスリッパを借りよう、ルシル君。借りてくるから少し待ってて!」
「ありがとう、すずか」
すずかが職員室に走って行ってくれた。ていうか、それってわたし達が先にやっておくことだったよね。ミスった。ルシルの好感度を上げるチャンスだったのに。そして「借りて来たよ〜!」すずかが持って来てくれたスリッパを履いたルシル、わたし達はここに残っててもしょうがないってことで教室に向かうことになった。
「なんか散々な目に遭ったね」
「バレンタインチョコいっぱい貰って良い気分のところに上履き窃盗で嫌な気分に突き落とす。結構エグいやり方だよね」
「見つかるとええなぁ、ルシル君の上履き」
「でも一度盗られた物って戻って来ても使いづらくない? あたしはそうよ」
「弁償だよ、弁償♪」
「いいよ、自分で買うから。一応チョコを貰ったからな」
「もし上履き盗った子がチョコを置いて行ってなかったら? それと男子だったら?」
「・・・・男子なら痛い目に遭わせる。女子なら・・・」
ルシルがそこまで言ったところで口を閉じた。わたし達女子の視線が集中してるから。別に非難するわけじゃないよ、うん。ただ、ルシルがどんな罰を女子に下すのかちょっと興味があるわけで・・・。
「謝ったら許す!」
優しいんだかヘタレなんだか。なのは達と一緒に苦笑してると、「お、来た来た!」わたし達4年生の教室がある階の廊下に居た1人の男子がわたし達に、というよりはルシルに手を振った。
「亮介・・・?」
「いやさ、別のクラスの女子たちがお前の靴箱にチョコを入れてたんだけど。上履きが退かした良いけど、どうするか困っていたようだったからさ、俺が預かっといた♪」
わたしとはやて、そしてルシルと同じクラスの男子、武塔亮介君。綺麗な赤髪をルシルのようにうなじ付近で結ってる、けどルシルとは正反対の見た目格好いい
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