暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-A嬉し悲しも想い次第
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ねた、なんて最悪な結末だけは回避するためにね。
†††Sideアイリ⇒イリス†††
2月14日、乙女にとって年に1度の大事な日・バレンタインデー。昨日の内にルシルへの本命チョコ、なのは達やクラスメイト、ついでにクロノやユーノにあげる友チョコを作っておいた。
(クロノは昨日の内から本局だから、今日の仕事の時に渡せばいいか)
通学バスに乗ってる今、ルシルへの本命やなのは達、クラスメイト(15人分。あとの半分ははやてが作ってくる)にあげるチョコを入れた保冷効果のあるバッグを何度も覗いて「えへへ〜♪」確認する。
「シャル、保冷効果があっても開けてばっかりだと溶けちゃうよ?」
「クラスの子も溶けたチョコなんて食べたくないんじゃない?」
フェイトとアリシアにそう言われるけどやめられないんだよね。早くルシルに渡したい。そんな話をしていると「おはよう、フェイトちゃん、アリシアちゃん、シャルちゃん!」バスになのはが乗ってきた。そんななのはに「おはよう!」3人で挨拶を返す。
「なのはもチョコ持ってきてくれた?」
「うんっ。お昼ご飯の後でみんなで食べようって。シャルちゃん達は?」
「当然♪ チーム海鳴で食べるチョコ、クラスメイトにあげるチョコ、そして! ルシルへの本命チョコ!」
「友チョコは持って来たよ。クロノやユーノ、ルシルへのチョコは本局で渡そうって思って」
「ルシルって学校でたくさん貰うはずだからね。下手に数を増やすと誰が渡したものかなんて絶対に判らなくなるだろうし」
(そっか。学校で渡すより本局で渡す方が印象に残りやすいのかぁ・・・。盲点だった・・・!)
なのは達が鞄の中から小さな保冷効果のあるポシェットを取り出した。あの中にチョコ5個入りの箱が入ってるわけだ。なのはとアリサとすずかとフェイトとアリシアは同じクラスだから5人で協力して作ったんよね。だから小箱1個にチョコを5個入りにすればクラス全員分になるわけだ。わたしとはやては別々だったのに。来年度は同じクラスになったら良いんだけどな〜。
「みんな、おはようや♪」
「おはよう」
次にバスの乗って来たのははやてとルシルだ。アリサとすずかは今日は自家用車での登校だっていうことだから乗らないんだよね。2人に「おはよ〜!」挨拶を返して1ヵ所に集まるように座席に座る。
「やっぱりバレンタインデーだな。他の生徒がそわそわしている」
バスにはわたし達以外の生徒も乗ってるからね。そんな子たちの様子もあって今日がバレンタインデーだってルシルが察してる以上は、変にサプライズしても意味ないから「昼食の時に渡すからね〜♪」と、保冷バッグをルシルに掲げて見せる。男の子は甘いのが嫌いって言い訳をしないルシルは「ありがとう」笑顔を浮かべて
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