暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-A嬉し悲しも想い次第
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明によると、テンパリングを失敗するとチョコの風味が劣化したり、口どけが悪くなったり、光沢が無くなったりするんだって。アイリもそんなチョコを食べたくないし、マイスターにあげるわけにもいかない。来年のためにもメモをとる。
「水冷法で行こか。去年もそれやったし。まずチョコのボウルを冷水のボウルに入れてヘラで練り混ぜつつ、チョコの温度を24度から25度にまで下げるんよ。そんで最後に湯煎。今度は31度から33度まで上げる。
これまでの手順としては、湯煎で溶かして、次に水で冷やし、最後にまた2、3秒くらいの湯煎で31度ちょっとまで温めるって感じ。テンパリングを終えた後は「いよいよ成形や」クッキングペーパーが敷かれたプレートと、いくつもの金型が用意された。
「アイリ。どの金型をつかー―」
「やっぱりハート一択だよね♪」
選んだのは愛を意味するハート。はやては「そうやな♪」笑って、プレートの上にハートの金型を置いてくれた。その金型のところにボウルのチョコを流し込む。余ったチョコも☆や○の金型に流し込んでく。
「あとは冷やすだけ・・・っと。よし。うん。テンパリングも失敗せえへんだし。初めてにしては上出来や!」
「おめでとうです、アイリ!」
「ありがとう、はやて、リイン!」
それからチョコが冷えて固まるまでお喋りしつつ、チョコのデコレーションに必要な道具を用意。はやてが「そろそろええかな」そう言ったから、アイリは冷蔵庫から冷たく冷えたプレートを取り出した。
「「「おお!」」」
作ったチョコ3個はどれも綺麗に出来上がってた。さぁ、デコレーションタイム。まず練習のために別の星型チョコの表面に、「だ〜、い〜、す〜、き〜、ハ、〜、ト♪」ホワイトチョコの入ったチョコペンを使ってメッセージを書くんだけど・・・
「最後の、ト、が小さくなっちゃったし?が入らなかったね・・・」
「その方が手作り感があってもええと思うけどな〜」
「リインもそう思うですよ」
はやてとリインがフォローしてくれた。確かに不格好の方が逆に可愛らしく見えるかもね。じゃあ「本番、いっきます!」マイスターに贈るハート型チョコに、だいすき?って書く。文字がそれぞれ小さくなっちゃったけど、なんとか全部入った。
「「完成ぇ〜〜!」」
「ですぅ〜!」
作ったチョコははやてが買ってきてくれてた箱にしまって、包装紙で綺麗にラッピング。あとは、本番の明日まで寝かせておくだけ。早く明日にならないかなぁ〜。
(マイスターは明日も調査部の研修だから、学校の後は一番近いフェイトの家から本局へ行くって話だし、帰りも遅いっていうし、バレンタインデー当日に渡すには朝早く起きるしかないわけだね)
だから今日は早寝しなきゃね。寝坊して渡し損
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