暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico45-A嬉し悲しも想い次第
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やめる? 否。その困難を乗り越えてこそマイスターへの愛を示せるというもの。

「はやて! ううん、レーラー! アイリにチョコ作りの秘伝をお教えください!」

「「レーラー?」」

「そ♪ 師匠のことだよ! はやてはチョコ作りの師匠だからね! ね、チョコ作りのこと教えて!」

「うん、ええよ! わたしもルシル君やクラスのみんな、すずかちゃん達にも作るからな。そんじゃ、エプロンに着替えよか」

「ヤー!」

「リインもお手伝いするですよ〜♪」

そういうわけで、アイリははやてとリインと一緒にバレンタインチョコを作ることになったんだよ。マイスターに買ってもらったアイリ専用のエプロン(最初は無地だったけど、マイスターがアイリの顔と名前の刺繍してくれた?)を付けて、チョコ作りを始めた。

「まずはチョコレートを溶かしやすいように細かく刻む」

「ヤー!」

まな板に置いた板チョコを包丁で薄く刻んでく。包丁の扱いはこれで2度目。初めての時は何度か指を切ったけど、マイスター愛のことを思えば怪我なんて怖くないよね。1個刻んだら「はいです!」小っちゃなリインが2個目の板チョコをまな板の上に置いてくれる。

「ありがとう、リイン♪」

2個目の板チョコも刻み終えると、「次はチョコを溶かす作業や」はやてがボウルを取り出して、そこに刻んだチョコを入れるように言ってきた。チョコを溶かすってことだから・・・

(レンジでチンだね♪)

はやてが別のボウルにお湯を注いでる中、アイリはボウルをレンジの中に入れてスイッチオン、というところで「ちょっ、ちょっ、ちょぉー!」はやてがものすごい勢いでレンジの中からボウルを取り出した。その様子にアイリとリインはビックリ。

「アカンよ、アイリ。溶かすのにレンジはアカンのや」

「じゃあコンロの火でボッ?」

「それもアカン、アカン。100パー焦げるからな、それ。去年のアリシアちゃんやよ、その失敗は。・・・チョコを溶かすのに必要なものはこのお湯を張ったボウルなんよ」

はやてはそう言ってチョコ入りボールをお湯入りボウルに浮かべた。そして「はい。コレでゆっくりとかき混ぜてな」ヘラをアイリに手渡した。受け取ったヘラでチョコをかき混ぜてると「お、おお! トロトロしてきた!」チョコが溶け始めた。

「これが湯煎や。お湯の温度は低すぎても高すぎてもアカン。それにお湯がチョコのボウルに入らへんようにな」

溶かし終えたら次は「テンパリングやな。えっと、温度計、温度計は・・・っと」はやてが温度計を用意した。

「テンパリングはな、チョコに含まれてるココアバターの結晶を安定化させることを目的とする温度調整のことや。これはチョコの出来を左右する重要なことやから慎重にな」

はやての説
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