3話『復讐者とはぐれ悪魔』
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
猫、においは建物の中からかしら?」
「……はい」
小猫に確認を取った私は、扉を魔力で吹き飛ばす。
「はぐれ悪魔ライル、あなたを消滅しにっ!?」
消滅しにきたわ
扉を壊し、中のはぐれ悪魔に対してそう言うつもりだった。
だが、扉が壊れた建物の中には、光の槍が三本突き刺さったはぐれ悪魔の死体が転がっていた。
「どういうことなの?建物の中には、派手に争った形跡がないわよ。なのに、はぐれ悪魔が堕天使に殺された?」
私は目の前の光景が信じられなかった。
「部長、仮にも今回のはぐれ悪魔はAAクラスのはぐれですわ。このはぐれ悪魔を倒したのが、もし堕天使なのだったら上級クラスですわよ?」
「ええ、わかっているわ。朱乃」
「部長、そのAAクラスとかってどういう意味なんですか?」
イッセーが朱乃の言った言葉に反応して、そう聞いてくる。
「はぐれ悪魔はその力でクラス分けされているの。C〜Bが中級悪魔レベル、A〜Sが上級悪魔レベルっていう分け方がされているの。でも、実はこの他にもう一クラスだけ存在されているものがあるのよ」
「え?」
「上級悪魔、ましてや魔王様方ですら相手が厳しいとされるクラスーーーーSSSクラス。でも、安心しなさい。このクラスにはまだ一人しか登録されていない筈だったから」
と、イッセーに説明している間に話がそれた。
「朱乃、この事は魔王様に報告しておいて」
私はそう言うと、目の前の死体を魔力弾で消し去った。
「とりあえず、今日はこれで終了ね。イッセー以外は解散してもいいわよ」
私はそう言うと、イッセーと話の続きをするために部室へと転移した。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ