3話『復讐者とはぐれ悪魔』
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姿勢を低くして、悪魔を待ち構える。
「死ねェェェェッ!人間!」
そう言いながら、俺の心臓を狙って腕を突きだしてくる悪魔。
「……死ぬのはお前だよ、クソ悪魔」
グサッ!
俺は悪魔の腕を避け、光の槍を悪魔の腹部に突き刺した。
「ッ、グハッ!……ば、ばかな!?そ、その槍は、偽物では、なかったのか」
『 Authorize 』
「誰が偽物だなんて言った?まあ、それはこいつの力を理解できなかったお前が悪いがな」
俺はそう言いながら新たに二本の光の槍を両手に握っていた。
グシュッ!
左手に持った槍を、悪魔の右足に突き刺す。
「ガッ!……や、やめろ。………やめてくれ!」
「やめろ、だと?お前ら悪魔がよく俺に向かって、やめろなんて言えたな」
「き、今日のことは忘れる!な、なんだったら、お前の部下になってもいい!だから!いのっ!…………」
グサッ!
俺は命乞いをした悪魔に、止めを刺した。
「お前ら悪魔を俺が許すとでも、思ったか?俺がお前らを許すことなんて、一生こねぇよ」
目の前に転がっている悪魔の死体に向かって、俺はそう呟く。
「お前らが俺にしたことは、謝る程度の事では許されない。俺と同じ気持ち味わいやがれ」
俺はそう呟くと廃工場から出ていき、自宅へ向かって歩き出した。
〜リアスSaid〜
イッセーが仕事で依頼主の所に向かった後、私達はそこに堕天使達が向かっていること知り、イッセーを救うために転移魔方陣で、転移した。
その後、イッセーは無事に救出したのだけれど、あの場にいたシスターを助けようとするイッセーを無理矢理部室に転移させてきて、私達は少し疲れていた。
「部長!どうして、アーシアも一緒に助けてくれなかったんですか!」
「イッセー。私達は悪魔で、あの娘は堕天使側の人間なのよ?そんな娘を助けて、もしも堕天使がここに攻め込んできたらどうするの?」
私はイッセーに言い聞かせるように、そう言った。
「部長。はぐれ悪魔の討伐がまたきましたわ」
私とイッセーの間に朱乃が入り込んで、そう言った。
「そう。……皆、疲れているところ悪いけど、もう少しだけ付き合ってちょうだい。それと、イッセー。話の続きは帰ってきてからよ」
「「「はい!」」」
皆の返事を聞いた後、朱乃の展開した転移魔方陣で、はぐれ悪魔がいるという廃工場へと転移した。
「………血のにおい」
廃工場の前に転移した瞬間、小猫がそう言った。
「小
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