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ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第7話悲しい顔は見たくないんだ
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まっていた涙がまた溢れて出てきていた。オレはそれを安心させるためにシリカの頭に手を置いてそう言った。




「ライリュウさんのホームって?」

「例の47層だけど、面倒だしオレもここに泊まるよ。同居人にはあとでメッセ送るよ」

「同居人?それって・・・」

「・・・妹だよ、あいつもSAOにいて一緒に住んでる」

「そうなんですか!?」

オレは例の47層に家を買って妹と一緒に住んでる。それを言ったらシリカはすごく驚いた。とにかく今日はここに泊まることにした。

「そうですか、ここってチーズケーキが結構いけるんですよ!」

「あら〜シリカじゃない」

「ん?」

急に赤髪の槍を持った女がシリカに話しかけてきた。シリカの反応を見るとーーーあまりいい関係じゃあなさそうだ。

「へぇ、森から脱出できたんだ。良かったわねぇ」

「知り合いか?」

「はい、ちょっと・・・」

やっぱりいい関係じゃないようだ。

「あら?あのトカゲどうしちゃったの?もしかして?」

ーーーコイツ、傷をえぐってんじゃねぇよ。

「ピナは死にました、でも!絶対に生き返らせます!」

「へぇ?てことは、思い出の丘に行くつもりなんだ。でもあんたのレベルで攻略できるの?」

「できるぜ。オレがついていけば、そんなに高い難易度じゃない」

これ以上べらべら喋られるといい加減腹が立つ。

「なぁに、あんた?その子に垂らしこまれたの?それに見たところ、そんなに強くなさそうじゃない」

「別に垂らしこまれちゃいねぇよ。それに・・・人を見かけで判断するなって親に言われなかったか?オバサン」

「オバッ!」

オバサンって言ったらメッチャすごい目で見られた。だってそうじゃん。

「悪いけどオレたちここで退散するわ。・・・あぁ、そうそう!ロザリアさんってオバサンのことだよな?」

「オバサンゆーな!それがどうかした?」

とりあえずこのオバサンから離れたいから宿に入るけど、その前に一言。

「もしかしたら、また会うかもしんないけど・・・せめて明日はよしといてくれよ?」

「!」

「あの!?ライリュウさん!?」

それだけ言ってシリカを宿に連れ込みーーーなんだかヤバイ言い方だけどまあいい。出来ればシリカを利用するような真似はしたくないんだけどなーーー


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