Another35 欠陥
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狙っていたあんたからすればする必要もないことだよね?」
リディプス「っ……」
マッシモ、アクセルの言葉にリディプスは不愉快そうに表情を歪めた。
アクセル「シナモン、スパイダーの変化はどれくらいの頻度だった?」
シナモン「えっと……あまり変わることはなかったです。本当に時々で……」
アクセル「成る程、リディプス大佐。僕はあんたのもう1つの正体に気付いたよ。あんた、僕とルナと同じ新世代型レプリロイドのプロトタイプでしょ?しかも変身すると人格までコピー元に上書きされる欠陥持ち」
ルイン「え!?」
リディプス「き、貴様…!!」
全員が目を見開いてリディプスを見つめる。
リディプスの表情が屈辱で歪んだ。
マリノ「どういうことだい?」
アクセル「前にマリノさんにも説明したよね?新世代型レプリロイドのプロトタイプには変身するとコピー元の人格に上書きされる奴がいるって、正にそれがリディプス大佐なんだよ。それならシナモンやマッシモが言っていた事とか、僕が見たものに対しての説明がつくんだよ。シナモンの言う通りなら時々はリディプス大佐の人格が浮上していたんだろうけど…」
マッシモ「えっと、それはつまり?」
アクセル「ようするに、僕達といたスパイダーは殆どリディプス大佐じゃなくてオリジナルのスパイダーの人格だったんだよ。リディプス大佐はリディプス大佐の人格が浮上した時くらいしか介入はしていない。」
アイリス「成る程、じゃあスパイダーとしては嘘ではなかったのね……」
アクセル「そういうこと」
エックス「スパイダーは…俺達を裏切ってはいなかった……リディプス!!!!」
視線をリディプスに遣ると、同時にエックスはバスターをリディプスに向けた。
エックス「俺はお前を許さない!!スパイダー達の仇を今ここで!!クロスチャージショット!!!!」
リディプス「チッ!!出でよレッドホイール!!!!」
咄嗟にレッドホイールを召喚し、クロスチャージショットの盾にするリディプス。
そしてこの場に大量のレッドホイールを召喚すると転送システムの方に駆けていく。
リディプス「いくら貴様らが足掻いたところで無駄だ!!全て…、全てが無駄に終わるのだよ!!」
転送システムに乗り込むと、リディプスの姿が消えた。
エックス達はしばらくの間、レッドホイールの相手をすることになるのだった。
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