Another35 欠陥
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「その能力はアクセル君とルナちゃんと同じ…あんたも新世代型だったの!?」
アリアがバスターを構えながら言うとリディプスは嘲笑を浮かべる。
リディプス「お前らマヌケにはわからんと思うが、このコピー能力を超フォースメタルで強化すると、私は最高の存在に…。何者も達し得ない頂点に昇ることが出来るのだ!!」
その言葉を聞いたエックス達の間に戦慄が走った。
超フォースメタルと新世代型レプリロイドのコピー能力。
現在の脅威と100年前の脅威が1つになろうとしている。
しかし、ゼロはすぐさま冷静さを取り戻し、リディプスを睨み据えた。
ゼロ「リディプス…スパイダーは…オリジナルのスパイダーはどうした?返答次第では許さんぞ…」
リディプス「スパイダーか…奴には随分と助けられたな。かつて私はギガンティスのラグラノ研究所にいたことがあってな。そこで用心棒として雇われていた奴はラグラノ研究所で行われていたフォースメタルの研究とコピーチップの再開発の記録が入ったマスターチップを奴の仲間と共に盗んで逃げたのだが…」
リディプスの嘲笑が深くなる。
その嘲笑はオリジナルのスパイダーに向けられているのだろう。
ゼロ「……………」
リディプス「スパイダーは自分を庇って損傷した仲間を庇いながら私と戦い、死んだよ。アッサリとな、足手まといの仲間を見捨てて逃げれば生き延びられたものを、救いようのない馬鹿とは正に奴のことを言うのだろうな。ハァーッハッハッハッハッハッハッ…」
ゼロ「貴様…っ!!」
恐らく損傷した仲間と言うのはエールのことだろう。
仲間を思いやるスパイダーの心を踏みにじるリディプスにゼロは拳を握り締めた。
リディプス「とまあ、オリジナルのスパイダーなど最初からどこにもいなかったのだよ。仲間と信念を重んじる性格である賞金稼ぎのスパイダーの愚かな姿は正にお前達をコントロールするのにうってつけの存在だったのだよ」
シナモン「嘘です」
リディプス「む?」
アイリス「シナモン…?」
全員の視線がシナモンに集中した。
シナモン「私の知っているあのスパイダーさんは時々怖い時もあったけど、凄く優しい目をしていました」
リディプス「馬鹿な小娘だ。先程の話を聞いていたのか?」
シナモン「聞いてました。でもあなたが本当にスパイダーさんに変身していたならどうしてレジスタンスのみんなを勇気づけてたんですか?」
その言葉にハッとなるのはマッシモだった。
マッシモ「確かに、スパイダーは基本的に俺達と一緒のミッションだ。エックス達や俺達はともかく、他のレジスタンスメンバーにまで気をかける必要はない」
アクセル「確か、僕もエアシティに行った時、困っていた市民を助けていた。超フォースメタルを
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