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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
絆の希望
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それが間違った方向へと進んでいると知りながらも、それしか方法が思い付かなかったんだ。独りでなんとかしようとするのは驕りにすぎない。独りでは必ずしも限界がある。だからこそ、仲間が必要なのだ。それは君が一番理解しているだろう? 」
「ははっ、おかげさまで。それよりも、かなりいいタイミングで出てきましたけど、いつからあの場にいたんですか? 」
「ちょうど君が答えを出す前だ」
あれ聞かれてたのかよ………正直恥ずいんだけど。まあ他の皆にも聞かれてるし、いっそ開き直った方がいいのか?
「サオトメ君。君には……いや、君達には本当に感謝している。私の大切な友人を助けてもらい、本当に感謝する」
「…………気にしないでください。俺は、俺達はただアイツを止めたかっただけなんですから。バトルに乱入されて、皆のガンプラが傷つけられる。その行いを止めたかったんですよ」
「……それは何故だ? 」
「決まってるじゃないですか。俺達はエイジと同じく、ただのガンプラバカなんですよ」
「………ふっ……そうか」
ランさんは一瞬驚いた表情をしたが、すぐに納得し、背中を向けて扉へと進んだ。
「では、また会おう。もう一度言わせて貰うが本当に感謝する。選手権頑張ってくれたまえ、セイジュウロウの息子よ」
「………ありがとうございます。ってあれ?どうして親父の名前を!? 」
「ふっ……ただの友人だよ」
ランさんはそれだけ言うと屋上を後にし、俺はその場に佇んでいる。
「………親父の奴、どんだけ顔が広いんだよ……」
苦笑しながらコーヒーを飲み干し、俺も屋上を後にしたのだった。
ーーー−−
「さあっ!選手権まで後一週間!今日もはりきって行こう! 」
「うるさい」
「少し静かにしなさい」
「二人共ちょっと酷くない!? 」
あれから約一ヶ月後。選手権まで一週間前になった。今はいつも通り部室で集まり、何をするかについて話し合っていた。
「ムウさん。今日は何のメニューをやるんですか? 」
「そうだな………とりあえず二対一でバトルをするか。もちろん相手は俺だ。思いっきりかかってこいっ!」
「えっ?スルーっ? 」
「じゃあ俺とシノから行かせてもらいます」
「そして放置っ!?」
トウイがなんか叫んでいるが無視し、俺とシノ、ムウさんはバトル装置についた。
「ええいっ!だったら僕も乱入させてもらうよっ!!」
『GUNPLA BATTLE combat mode』
『Startup』
『Model Damage level Setto C』
『Please Set Your GPベース』
『Beginning plavsky
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