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ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜 外伝
絆の希望
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。イチノセに言われた通り長時間のバトルだったため三人共汗だくになっており(ユウは少し汗をかいている程度だけど)、俺は更に疲労で倒れそうになった。

「おっとっと。危ないな〜ヒロヤ君は」

「うっせ」

倒れそうになったところをトウイとシノに支えてもらい、ひとまず壁の方まで移動してその場に座り込んだ。

「ふぅ………」

「お疲れヒロヤ」

両隣にシノとトウイも座り込み、そのまま他の皆のはしゃぎ様を見ていた。

「にしても疲れたな。指も痛くなってるし、明日筋肉痛は確定だな」

「アハハハハ。にしても本当に凄かったね。正直MAが出てきた時はチャージが間に合わないんじゃないかって思ったよ」

「てかトウイ。発動まで最低十分以上はかかるとは言っていたのに、結局発動したのが三十分ぐらいだったじゃない」

「まあまあ、結果オーライってやつだよ。けど、これじゃあ選手権には使えないな〜」

「全くだ。機体への負荷をガン無視した状態だったぞ? 」

「そのためのクリアーパーツだよ。ありとあらゆる空洞や穴、内部フレームはほとんどクリアーパーツで隙間を無くしてるんだよ。それによって機体にかかる負荷や熱や光、余分に排出された粒子を吸収し、それを一気に解き放つのがエルグライアガンダムの特殊システム。その特殊システムを発動後は……「いや、もういい。もう説明しなくていいから少し黙っててくれ」……えー? 」

トウイがエルグライアガンダムについて語り始める前に制止し、大きくため息を吐く。疲労のせいか少し眠くなり、意識がうつろき始めた。

ヤバ………。ここで寝たらまた迷惑かけるし、疲れもあるとはいえ寝るわけには……………。

「………………」

「ありゃ?寝ちゃったのかな? 」

「………そうみたいね。けどここで寝たら体を痛めるし、起こさないように移動させましょう」

「と言っても、動かしたら起きると思うし……………そうだ。シノさん、ちょっとそこで待っててね」

「えっ?ちょっ!?どこにいくの!? 」





ーーー−−

…………あれ?俺いつの間に寝ていたんだ?確かエイジを倒し、通信先でランさんとエイジが和解して、その後疲れて壁際で休んでたんだよな?
あ、確かその時に寝たんだな。にしても、頭になんか柔らかい感触があって心地いいし、もう少し寝てもいいのかもな………。

「あっ?ようやく起きたのねヒロヤ」

「……………って膝枕っ!? 」

勢いよく上体を起こし、シノの方へと顔を向ける。

「なんで膝枕してんだよ!?いや寝た俺が悪いのかもしれないが、それでも膝枕ってのはさすがにあれだろ!? 」

「私もそう言ったんだけど、何かその場のノリと勢いと人目を避けるためにこうなったという
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