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英雄は誰がために立つ
Life23 転生天使!転生麻婆!?中編 〜赤龍帝、兵藤一誠VSこの世全ての辛み、言峰綺礼〜
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士である君に、その様に喜んでもらえるのは嬉しい限りだな。さぁ、改めて君の分だ。しっかり味わってくれ」
 「〜〜〜〜〜ッッッ・・・・・・・・・あ、ありがとうございます!!」

 一誠は、絶望が立ちはだかりながらも、アーシアに察せられに用に必死に愛想笑いをした。
 それを傍から見ているリアス達は、自分の無力感に打ちのめされていた。

 (さぁ、ここからが本番だ。食う――――)
 (待ってくれ相棒!)

 そこで、頭の中にドライグが念話で語りかけて来た。

 (如何したんだ、ドライグ?)
 (それを食べないでくれ!)
 (俺を気遣ってくれるのは嬉しいが、男はやらなければならない時が何時かはあるんだ。だから止めないでくれ!)

 そうして、2口目を自分の意思で口内に入れる。

 「んぐ、ごぶっ・・・・・・んん、美味い、なぁ!」
 (ぐぉおおお!!)
 「・・・・・・ん?」

 2口目を乗り切った一誠は、念話でドライグの悲鳴を聞いた気がした。

 (如何かしたのか?)
 (それだ、それを相棒が食うと、嘗て味わったことの無い衝撃とダメージが遅れて俺に来るんだ!)

 これは予想外の事態が起きたが、一誠は構わず3口目を食う。

 「ッッッう、美味いぃ!!」
 (相棒ぉおおお!!何故だぁああああ!!?)

 聞き入れてもらえないドライグは、ダメージを喰らいながら叫ぶ。
 それを無視して吐血を我慢しながらも黙々と食べ続ける一誠。
 その間にもドライグは悲鳴を続けていく。

 (相棒!もう、やめてくれ!?)
 (・・・・・・・・・ドライグ、俺達はいいコンビだよな?)
 (そうだとも!だから―――――)
 (俺達は一心同体、。なら生きる時も死ぬ時も一緒の筈だ)
 (まさか・・・!待て、待ってくれ相棒!)

 一誠の悲壮なる決意を感じ取ったのか、静止するドライグであったが、一誠は止まる気は無かった。

 (付き合ってもらうぜ、ドライグ。最後までな。―――――アぁああああああシぃアあああああぁああああぁああ!!!)
 (グォオオオオオォオオオオオ!!相棒ぉぉおおおおぉおおお、止めてくれぇええええええええええ!!?ぎゃぁあああああああああああああぁああああ!!!)

 一誠は噛んで味わう事を辞めて流し込むように食べた。
 その形相たるや、最早隠す事も不可能であるほどだった。
 だが綺礼は、寧ろ気に入ってくれてるからこその顔なのだと、都合のいいように解釈した。
 それはアーシアも、ゼノヴィアもイリナも同じだった。
 自分の事のように痛ましく思えているのはリアス達だけだった。
 特にリアスは口を押さえながら、大粒の涙を流しながら一誠の耐える姿を見続けていた。
 そうして食べ終えた一誠は、
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