Another33 デプスドラグーン
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巨大な魚型のメカニロイドの背部に、タツノオトシゴを模したと思われる騎士型のボディが上半身として付加、一体となっており、連邦政府軍極東司令部に所属するデプスドラグーンがいた。
デプスドラグーン「ほう!!これはこれは…裏切り者が揃っておるではないか。超フォースメタルとやらを奪おうとして失敗し、リディプス大佐に排除されたはずのお主らが、ここへ何しにきた?」
マッシモ「あの人は…っ」
デプスドラグーンを見て、マッシモが目を見開いたが、エックスは前に出る。
エックス「そこをどいてくれ…俺達はリディプスに用があるんだ。関係ないお前と無駄な戦いはしたくない…」
出来れば同じイレギュラーハンターとは戦いたくないと思っているエックスが懇願するように言うが、デプスドラグーンは鼻を鳴らす。
デプスドラグーン「ふん、お主にその気はなくても、このわしにはあるのじゃよ!!伝説のS級ハンターの実力に非常に興味があってのう。いい機会じゃ、その実力…見せてみい!!」
エックス「やるしかないのか…!!?」
電流を纏い両手に槍と盾を構えるデプスドラグーンにマッシモが前に出る。
マッシモ「待って下さい、デプスドラグーン!!」
デプスドラグーン「む?お主はマッシモ…ではないな?その声…まさかマッシモの弟子か?」
マッシモ「はい、お久しぶりです。デプスドラグーン」
デプスドラグーン「ほう…」
戦友であるマッシモの弟子の姿を見て、デプスドラグーンは目を見開いた。
ギガンティスを去る前で最後に見たマッシモの弟子は戦いとは無縁そうな臆病者だったが、今のマッシモの堂々とした態度に驚いた。
シナモン「マッシモさん、お知り合いですか?」
マッシモ「ああ、かつてギガンティス建造時に深海ケーブルを設置するために派遣された海底用レプリロイドなんだ。そしてマッシモ師匠の唯一無二の友。」
デプスドラグーン「そうじゃな、ギガンティスで過ごした記憶が昨日のように駆け巡るわい…お主…そのアーマーと言い、その堂々とした態度。相当腕と胆力が上がったようじゃな?」
デプスドラグーンが笑みを浮かべながら、戦友の弟子を見つめる。
今回、リディプスがギガンティスに下した決定はデプスドラグーンからすれば残念で、出来ればギガンティスの最後を自身の目で見届けたかったが、それは叶わなかったが、これは戦友の弟子が来るのは予想外だった。
マッシモ「ありがとうございます」
デプスドラグーン「…マッシモの弟子よ…我が友、マッシモはどうしておる?」
弟子が生きているのなら、師匠の方も生きているのでは?という希望を持ってマッシモに問いかける。
マッシモ「マッシモ師匠は…リベリオンと戦い、最後の最後まで己の信念を貫き、リベリオンへの協
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