第23話:第5惑星の白痴夢
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アンヌとアキが宇宙パトロールに出掛けた。
今回は地球から遠く離れた宙域まで行くので、打ち上げ直後に冷凍睡眠を行った。
すると、自動操縦のロケットが進路を変え、太陽系外の惑星に着陸した。
「ここはどこ?」
どうやら地球と同じ空気成分で、アンヌ達はロケットから降りて付近を調査した。
すると、何処からともなく大きな背の、原始人のような格好をした男達が数人、アンヌ達の背後に現れた!
「女!女!女!」
「きゃあああ!」
アンヌとアキは必死で逃げたが、ロケットの方向にも他の大男がいて、近くの岩場に隠れようとしたが、逃げる最中にアキが足をくじいてしまった。
「痛ったあーい!」
「ここも危ないわ!アキちゃん、走れる?」
「無理みたいです。」
「わかったわ!アキちゃんはここにいて!」
そう言い残すと、アンヌは単身、大男達をおびき寄せるように走り出した!
「アンヌせんぱあーい!」
アキから出来るだけ遠く離れた所でアンヌは大男達に捕まった!
「ギャアアアア!」
鳩尾に強烈なパンチを食らい、アンヌは意識を失った。
大男の一人がアンヌを肩に担ぐと、足早に何処かへと立ち去った。
「アンヌ先輩を助けなきゃ!」
アキは足を引きずりながら、アンヌが連れ去られた方へと歩き出した。
アンヌは意識を失ったまま、大勢の男達に囲まれながら、固いベッドのような台に寝かされていた。
「旨そうな女だ!」
「焼いて喰うか?」
その間にアンヌはゆっくりと意識を取り戻していた。
(う・・・、私、食べられるの?)
徐々に意識を取り戻す中、大男達のよだれを垂らす音に恐怖を感じていた。
その時!
『ドガーーン!』
建物が何者かによって砲撃を受けた!
「奴等だ!逃げろ!」
大男達は一斉にどよめきだし、アンヌを置き去りにしながら一目散に逃げ出した!
「アンヌせんぱあーーーい!」
入れ替わるようにアキが部屋に入り、アンヌを起こした。
「あ、アキちゃん・・・、助かったわ、ありがとう!私、大男達に食べられそうになってたわ!」
アンヌ達も建物から逃げ出した。
その時、逃げ惑う大男達が何者かによって銃で撃たれ、バタバタと倒れて行った。
「ヒドイ!逃げる人を撃ち殺すなんて!」
驚愕するアンヌとアキの目の前に、大男達を虐殺する男達の一部のが現れた!
「オマエタチハタイホスル。」
彼らは全員ロボットだった。
アンヌ達は後ろ手に手錠をはめられ、ジープの後部に押し込められた。
「せんぱあい、私達どうなるんですか?」
アキが今にも泣き出しそうな声で話した。
「大丈夫よ!私達は何も悪いことしてないわ。」
アキを宥めるアン
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