第6話リバイブ・クリスマス
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組の大型ギルド《聖竜連合》。片や赤い甲冑や鎧に身を包んだ6人という少人数ながらも攻略組として今のところ一人も犠牲者を出していないという活躍をしているギルド《風林火山》。
何故あいつらが戦ってる?少なくとも片方は蘇生アイテム狙いだ。《風林火山》の方は問題はない、だが《聖竜連合》の方はレアアイテムのためならどれだけ危ないことだってするような奴らだ。あんな奴らにーーー渡せる訳がねぇ!
「どけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
『!?』
「おまえ・・・ライリュウか!?」
オレの名を呼んだ赤い甲冑の頭に悪趣味なバンダナを巻いた侍、ギルド《風林火山》リーダー、《クライン》。
「・・・トを・・・」
「あ?」
「キリトを見たか!?」
オレはクラインにキリトを見たかどうかを質問した。クラインはおろか、他の連中が少し怯んだところを考えると、オレは焦るあまり鬼のような形相を浮かべているのか。だがそんなことはどうでもいい。
「・・・この先にいる。」
「!!・・・クソッ!!」
オレはかなり遅れて来たようだ。クラインたちが聖竜連合と戦っているということは、キリトの邪魔をさせないように足止めをしているということになる。つまり、キリトはもう《背教者ニコラス》と交戦中なのかもしれない。
******
「・・・・・・・・・キリト!?」
「・・・ライリュウ」
走り続けて15分、ようやくキリトを見つけた。
「そこをどいてくれ!!早く蘇生アイテムを入手しn「これだ」・・・!?」
オレの話しの途中にキリトが何かをオレに投げてきた。オレはそれを見て驚愕した。
「それが蘇生アイテムだ・・・」
「これが・・・でもなんで」
キリトがオレに投げ渡した物はーーー確かにオレが欲しかった蘇生アイテム。確かに本物だ。だがこいつが何故オレにこれを渡したのかがわからなかった。オレはアイテムをタップして詳細を確かめた。
「!?・・・そんな・・・」
「次におまえの前で死んだ奴に使ってくれ」
キリトはそれだけ言い残し、オレの前から去って行った。「サチ・・・サチ・・・」と呟きながら。
オレは転移結晶を取り出しーーー
「転移・・・フローリア」
オレのホームタウンにワープした。妹が待つ、自分の家にーーー
ミラside
クリスマスイブの夜、あたしの兄《ライリュウ》が家を出ていった。理由は割りとすぐにわかった。ーーー《蘇生アイテム入手クエスト》。
ゲームオーバー=現実の死を意味するこの世界では存在すれば救いになるような話しではあるけどーーーそれはありえ
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