暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
Fate/stay night
1169話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ころでボソッと殺し文句を言って凛を口説いてたりしたが。
 あ、それを思うと微妙にむかついてきた。
 以前にもその辺の話を聞かせてはいたが、それをすっかり忘れて――あるいは意図的に記憶の底に沈めて――いたらしい衛宮に、改めて俺とこの2人がどういう関係なのかを教える為、綾子の腰を右手で、凛の腰を左手でそれぞれ抱き寄せる。
 2人共、とてもじゃないが一流の魔術師だったり、半サーヴァントとは思えないような細い腰をしている。

「きゃっ、ちょっ、ちょっとアークエネミー!?」
「うわっ、あまり驚かさないで欲しいな」

 凛と綾子がそれぞれ文句を言ってくる。
 ……高校生とこういう関係になったってのは、まぁ、今のところは忘れるとして。
 凛と綾子を抱いたまま、視線を衛宮の方へと向ける。
 そこにあったのは、何が起きたのか理解していない呆然とした表情。
 桜は頬が赤いままだし、イリヤやセイバー、ライダーは特に何も感じていないように表情を動かしてはいない。

「お、おいアーク。お前一体何を……」
「言っておくけど、この2人は俺の女だからな。妙なちょっかいを出すなよ」
「あー……うん、衛宮。気にするな。アークのこういうのは知っての上であたし達はそういう関係になったんだから」
「ちょっと、綾子! わ、私は別にまだアークエネミーとは……」

 俺に腰を抱かれながらも笑みを浮かべてそう告げる綾子と、人前で腰を抱かれるといった行為に羞恥を覚え……それでいながら、文句は言っても俺からは離れようとしない凛。
 聖杯戦争が始まるまでは凛に憧れを抱いていた衛宮にしては、ちょっとした衝撃だったかもしれないが……以前凛も言っていたように、衛宮が凛に憧れを抱いていても、凛がそれに応えるつもりがない以上はしっかりとしておいた方がいいんだろう。
 まぁ、衛宮にはセイバーと桜の2人がいるし、他にもイリヤがいる。
 その辺を思えば、決して衛宮にとっても悪い事だけじゃないのは事実だ。……多分。

「美綴、お前それでいいのか? あんなに慎二が何人もの女と付き合ってたのは気にくわないって様子だったのに」
「まぁ、アークの場合はサーヴァントになる前が前だったしね。それに、慎二と違って遊びで女と付き合うような気はないんだし。……だよね?」

 恐らく、サーヴァントとして繋がっているパスの影響で俺の夢を見たからだろう。しかも、恐らくはそういうシーンを。
 今にして思えば、だからこそ凛とか綾子は朝に時々顔を真っ赤にしていたりしたんだろうし。
 けど、夢を見たんならPTとか魔法を使った戦いの光景を見ていてもおかしくなかった筈であり、少なくても俺がこの時代の英雄じゃないってのは分かったと思うんだけどな。
 ネギま世界の魔法にしたって、世界樹とか、魔法界を見ればこの世
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ