ヒカルの頼み
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「は!」
「ちっ??」
俺はヒカルの斬撃をなんとか弾き返す。俺はそれをしてからくるっと一回転して。
「は!」
そのまま回転切り。それを体制を崩しながらもヒカルはそれから守りきる。
「やるな!」
「??」
ヒカルはそのままバックジャンプして距離を取る。 その動作は余裕の雰囲気がまだある。それを見て俺は睨みつけて木刀を構え直した。今の俺は余裕がない。ヒカルと俺の実力差は明らか。ヒカルは遊びの感覚の様だ。
「さすがライトとリンが認めた奴だ。剣戟に迷いが無い…と言いたい所だけど。」
「…?」
ヒカルはそう言って木刀を構え直しながら俺を見て余裕の表情を浮かべながら。
「なんかこう、引っかかるんだよな。」
「…。」
「なんか、隠してるだろ?フォルツ。お前の実力はこんな物じゃあないはずだよな。」
「…。
分からない。」
「分からない?」
ヒカルはそれを聞いてガクッと前のめりになった。
…チャンスだがそれよりも。
俺は構えを少しだけ崩して説明する。
「分からない。たしかに俺は今以上の力を持っている。だけどそれは得体の知れない力だ。
だから俺自身よく分からない。」
俺はそれを自分で言いつつ。ふと考えた。きっとこの力はおそらく…。だけど確信はない。ただ脳裏にあの影が揺らぐ。
「なるほどな。」
そう言ってヒカルは木刀を地面に置くとニカッと笑って。
「合格だ。フォルツ・レープリカ。お前は中々自分自身が分かってるみたいだな。」
「は?」
「分からない奴は分かってるんだよ。人は。」
ヒカルはそう言ってくるッと回ると。
「ついてきてくれ。そんなフォルツに手伝ってもらいたい事がある。」
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「つまり…。魔法科学というのは魔法を機械に付属させた物と、捉えることができます。」
「なるほど。」
ルスティグはそう言って黒板にチョークで魔法科学の基礎をアリスに説明するとアリスは感心してそれをメモする。
それと同時に時計が12時の鐘を鳴らした。
「おっと、もうこんな時間ですか。お昼にしましょう。」
ルスティグはそう言ってチョークを置くとアリスを見る。すると側にいたクローバーがぷくーと顔を膨らませる。
「お腹すいたー!ルーグ!」
「はいはい。さっさと食堂に行きますか。
…アリスさんはどうですか?」
「いっしょに食べます。」
アリスはふとフォルツの事を考えたがよくよく考えたらフォルツはどうせ屋上で寝てると思って考えるのをやめた。
そんな事を考えているといつのまにかに食堂に着いていた。ぼんやりしていたらしい。
「そういえばさっきの時計も魔法科学ですよ?」
「
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