29 グリーン対カツラ 3
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。
これも伝説の鳥ポケモンであるフリーザーとサンダーの能力が奪われたせいじゃよ」
2つの水柱が上がる。
1つは波紋を立ててすぐに静かになる。
もう1つは海を沸騰させて激しく水蒸気を昇らせながらいくつもの波紋を立てていたが、やがて静かになった。
オーキド「無事でなによりじゃ、ファイヤーよ」
ファイヤーはグリーンたちを味方と認めたのか、睨みつけることもなく敵意を表さない。
ファイヤーはカルデラの中心に降り、マグマを引かせていく。
そして釜は空っぽになる。
日本晴れは次第に日差しを弱め、ファイヤーの戦いが終わったことを告げようとする。
そしてファイヤーはグリーンたちを一瞥すると、釜の底の穴に降りていく。
ブルー「……シャドーボール」
突然、日差しが何かに遮られて辺りは薄暗くなる。
冷たい風が山肌を駆け抜け、マグマを火山岩に変えていく。
グリーン「何だ!?」
グリーンとオーキドは上を見る。
すると、まるで太陽がシャドーボールに呑み込まれたような光景がそこにある。
オーキド「メタモンじゃ!」
グリーン「いま倒したはずじゃねーのかよ!」
サカキ「よく見てみるんだな」
そう言ってサカキは海の一点を指差す。
目を凝らしてみると海面にメタモンの分身がぷかぷか浮いている。
オーキド「身代わりじゃ!
分身を攻撃させて本体はわしらの遥か上空に避難しておったのじゃ!」
グリーン「くそっ! 俺のフーディンの技を物真似してたのか!」
オーキド「あのメタモンはゲンガーの記憶を引き継いでおる。
バトルした相手の作戦を利用するくらい造作ないじゃろう」
特大のシャドーボールが頭上から降ってくる。
グリーン「ゲンガー、物真似だ!」
ゲンガーもシャドーボールを繰り出す。
しかし威力は大きさによって明確に差が出ている。
小さなシャドーボールもろともゲンガーは飲み込まれる。
巨大な黒い塊はそのまま釜の底のファイヤーを襲う。
サカキ「さあメタモンよ、ファイヤーを喰らうのだ!」
カツラ「ブルー、止めさせるんだ!」
サカキ「カツラ博士、奴らに復讐したくはないのですか?」
カツラ「それとこれとは別だ!
ファイヤーは昔、わしを助けてくれた!
わしが山で遭難したとき、ファイヤーのおかげで山を下りられた!
そのときの恩がある!」
サカキは深いため息をつく。
サカキ「カツラ博士、あなただけは我々の素晴らしい計画を理解してくださると思っていたのですがね……」
サカキはカツラをヘリコプターから突き飛ばす。
釜へ真っ逆さまに落ちていく。
マグマは引いたとはいえ、その高さから落下すれば命の保証はない。
そこにピジョットが急降下してくる。
オー
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