29 グリーン対カツラ 3
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風呂に入ってるくらいだからな。炎技は効かねえか」
カツラ「ブーバー、大文字!」
グリーン「ゲンガー、指を振る!」
2つの大文字がぶつかり合って爆発する。
グリーン「おかしい……なんで同じ技を出すんだ?」
オーキド「指を振る攻撃はあらゆる技からランダムで繰り出す技じゃ。
冷凍ビーム、火炎放射、大文字と連続で相手と同じ技なのは偶然にしては出来すぎじゃのう。
まるで真似しておるようじゃ」
グリーン「まさかあの技マシン、物真似じゃねえのか?」
オーキドは使い古した技マシンを確かめる。
ディスクのケースに技マシン31と書かれている。
オーキド「やっぱり物真似じゃ!」
グリーン「イミテの奴、研究所で貰ったやつじゃねえのを寄越したのか!」
ブーバーはマグマから供給されるエネルギーで大文字を連発する。
それをゲンガーは覚束ない浮遊でかわしたり物真似の大文字で撃ち落としたりしている。
ブーバーの大文字のほうが威力が高く、じりじりとゲンガーを追い詰めていく。
カツラ「逃げてばかりでは勝てんぞ!」
グリーンは考える。
グリーン「そうか、物真似なら……」
ゲンガーに戻ってくるよう指示する。
大文字を掻い潜って離脱する。
その場から飛んで移動できないブーバーは、相手が射程距離から外れたのを確かめて攻撃を止める。
オーキド「何をする気じゃ、グリーン!」
グリーン「ゲンガー、今まで俺たちについて来たならフーディンのバトルも見てただろ?」
オーキド「そうか、過去に見てきた技を物真似するのじゃな!
しかしそんなことができるかのう」
ゲンガーは明後日の方向を見ながら頭を、というより身体を傾げる。
オーキド「できないみたいじゃな」
グリーン「しょうがねえ。こうなったら……」
カツラ「どうした、降参でもするか?」
グリーン「おいじじい、もうこの勝負にルールなんか関係ねえよな」
カツラ「今に決まったことではないがな」
グリーン「そうか……よし逃げるぜ!」
ゲンガーをピジョットに乗せると、グリーンは舵を取って山を下りる。
カツラ「尻尾を巻いて逃げたか……」
サカキ「奴らに復讐なら後でじっくりやればよいではありませんか。
今はファイヤーの能力を手に入れ、究極のメタモンでより恐ろしい悪夢を見せてやりましょう」
カツラ「……それで、ファイヤーはどうなるんだ」
マグマが中腹まで到達している。
麓の安全な場所を見つけてグリーンはピジョットを止める。
オーキド「指を振る技マシンを取りにいく気か?」
グリーン「いいや、違う」
グリーンは瀕死のフーディンをモンスターボールから出す。
ウインディの最後の大文字
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