第二百三十二話 本能寺においてその九
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持ち主なのである。このことは利休も知っている。
「ですからそうした方はです」
「茶をじゃな」
「楽しまれればいいのです」
「そして菓子もじゃな」
「無論です」
茶に欠かせないそれもというのだ。
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