クーデターのその後と聖なる日の一日
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帝都を震撼させた帝国陸軍によるクーデターと、黒鬼会が壊滅して1ヶ月が過ぎ、帝都に住む人々は、師走を向かえ、慌しくも平和な時間を過ごしていた。
大帝国劇場では、聖なる1日に開催する。特別公演に向けて、ある作戦が始動していた。
それは・・・
支配人室
「大神入ります」
「おお、いいぞ大神」
「大神先月はよくやったな、クーデター阻止と、黒鬼会の壊滅、これで帝都も少しは落ち着くだろうさ」
「しかし、直哉君が」
「ああ、あれから1ヶ月経つが、未だに直哉は目覚める気配はない」
「そうですか・・・」
「そう悲観するな、大神別に直哉は、死んだわけじゃいないんだからな」
「ですけど、俺たちが、さくら君たちが来る前に、鬼王を倒せておけば、この結果を防げてたんじゃと思うと・・・」
「大神気にするなと言わんだが、隊員たちの前では、出すなよ」
「わかりました。」
「そこでだが、お前に今月1日のみの特別公演の総合演出をお前にやってもらいたい、そして主役もお前に決めてもらいたい」
「ええーー支配人俺が、総合演出と、今月の特別公演の主役を俺が、決めるんですか?支配人?」
「そうだ、この件は、直哉もさくらも同意している。つまりこれは、花組全員の意思なのだ、大神に決めてほしんだとよ」
「支配人・・・わかりました」
そして大神は支配人室を出て行った。
大神は支配人室を出て舞台に行く途中で織姫に出会った。
「あ、少尉さんどうしたんですか?こんな所で?」
「ああ、織姫君。少し考え事しててね、気分転換に、舞台に行こうと思って」
「成る程、体を動かすこと、はいいことですしね」
「それでは少尉さん失礼するでーす」
大神は、織姫と別れ、舞台に向かうと、そこにはさくらがいた。
「さくら君良いのかい?舞台に来て」
「あ、大神さん来てたんですか」
「さくら君、直哉君の所にいなくていいのかい?」
大神がさくらに質問した。
「ええ、大神さんいつまでも私がくよくよしてても、直哉君が喜ばないと思うので」
「そうか、さくら君君は、強いんだな、俺なんてまだあの時の事を、考えると後悔するんだ」
「大神さん・・・」
「駄目だよな、こんな隊長じゃ」
「そんなことはないですよ、それに私は強くないですよ。私のほうが直哉君に依存してるかもですが」
「え、何故だい?」
「実は私、最初は直哉君のこと嫌いだったんですよ」
「えええーーー今の君達を見たら信じられないよ」
「ええ、私もそうですから、私としては、大好きなお父様を取られたという気持ちからで」
「成る程ね、子供の頃によくあることだ
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