暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫 ハイスクールD×D
ハイスクールD×D 万の瞳に映るもの
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に関する才能を開花させた。だが、どうしても自分の作品を見るということができなかった。そして神を名乗る何かは強く願った物を与えると言い、僕は目を望んだ。

だが僕の思いが強すぎてありとあらゆる魔眼をを宿してしまった。僕はそれを憎み、自ら再び目を閉ざした。目を閉ざすための特殊な布を貰う代わりに、僕は自分の前世での作品を作り、それを布をくれて保護してくれているセラフォルー・レヴィアタンに引き渡す生活を送っていた。だが、それも終わりだろう。これ以上、迷惑はかけられない。最後にソーナを助けてから再び、この命を絶とう。自室に戻り、今まで世話になった礼のメモと魔眼殺しの布を机の上に置き、13年ぶりにその目を開く。

さて、全てを終わらせよう。









それは突然だった。

修と間違えられて拉致された私は貞操の危機に陥っていた。だが、それは青い光線によって遮られる。青い光線に飲み込まれた誘拐犯の一人が消し飛ぶ。

「眼魔砲。ほとんど消耗無しでここまでの威力があるとはな」

青い光線を放ったと思われる者の声が聞こえ、驚愕する。ここに居るわけがない。そしてこんな力など持つはずのない人間。顔を声の聞こえた方に向けると青く光る左目と周辺の神経が膨張している赤く光る右目を開いた修が立っていた。

「右方向に2回ころがれ!!」

修の命令に違和感もなく従い転がると同時に私が居た位置に飛び込んできた男の上半身が捻れて消え去る。

「くっ、神威は疲れるな。ソーナ、そこから動くな。すぐに終わる」

その言葉通り、残っていた者たちが倒れる音が聞こえてくる。そして初めて見る修に驚く。

「は、ははは、ちくしょうが!!何故そっとしておいておくれなかったんだ!!こんな力、望んで手に入れたわけでもないのに!!ただ普通に世界を観れる眼が欲しかっただけなのに!!また世界は僕から光を奪うのか!!」

感情が暴走して叫び続ける修に私は声をかけることができなかった。しばらくして落ち着いたのか私の方を振り返った修の両眼が黒い瞳の中に羽を広げた鳥のような物に変わっていることに気づく。

「すまないが、記憶を書き換えさせてもらう。僕は自らの命を絶つ。だけど、誰かを悲しませたくはないから、僕という存在を消させてもらう」

本能的にあの眼を見てはダメだと思い、修に抱きつき、顔を胸に埋める。

「離れろ、ソーナ。眼を見るんだ」

「嫌です。眼を合わせるタイプの魔眼なのでしょう。絶対に見ません」

「別にこれ以外にも記憶を変える魔眼はある。痛いかどうかの違いだ」

「それならそちらを使えばいいでしょう」

顔を胸に埋めている分、鼓動の揺れが分かりやすい。記憶を書き換えるには眼を合わせる必要がある。絶対に眼を見てはならない。ど
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ