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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生 【リメイク】
原作編
私たちの戦車
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ってしまっていたのです。それも私たちがいた白河が。驚かないほうが無理な話です。私たちも去年のこの時期に戦いましたが、とても優秀な指揮官の罠に引っかかった覚えがあります。
「ねっ!なんかすごいことになってるでしょ!」
「・・・・・そうだね」
というか、なんで裕香がそんな自慢気なのかな?私たちは参加してないはずだよね。それとも裕香は一人だけ助っ人として出たのかな?
いろいろ考えてみるものの、答えが出てこない梨華はしまいには考えることをやめていた・
「裕香も整備やってくよね?」
いつも逃げ出す裕香の確保を優先し始めたのだ。裕香は整備の時になると、いつも姿をくらまし、終わったっころに帰ってくるのだ。その間裕香は、昼寝や読書をしているらしい。それも本当かどうかはわからないけどね。
「また今度じゃ・・・だめだよね」
私の顔見てから帰るのやめてくれないかな。私だって顔色うかがわれるのは好きじゃないしね。まぁ、怒られるのが嫌な裕香からしたら当然の行動なのかもね。
「わかったやってくよ」
「そうそう、最初からやってこうよ」
そうすれば私がわざわざ呼び止める必要性なんてなかったのに。でもこれを機会に整備の大切さをわかってもらえると嬉しいな。確かに面倒な作業だけどやらないとだめだからね。でもなんで裕香は突然整備しなくなったのかな?前までは楽しそうに整備していたのに。でも今はいいかな。
「裕香が整備に来るなんて珍しいね。どうしたのさ?」
「ほんとだ!どうしたの?」
すごい言われようだね。でも今まで来てなかったのだから当然と言っちゃ当然なんだろうけど。
「裕香が来ると整備が大変なんだよね、やけにこだわるからさ」
「エンジンのことになると大変だもんね」
あっ!!裕香って確か”整備の鬼”って言われていたんだっけ。確かによく整備していたころの床を思い出すとあってるような気もするかな。確かこのあだ名で呼び始めたのってさやねだったけ?よくそんなネーミングできるよね。
「さやね!そこちがうよ!!」
「なんで裕香がいるのさーーーーーー!!!」
・・・・・・うん。
なんとなく付けた理由がわかった気がするよ。さて、私も整備するとしますかね。こいつも大切な仲間なわけだし。早くしないとみんなからも呼ばれそうだからね。
私たちはこの後三時間かけて整備したのちに各種チェックをして休日を過ごしました。裕香が輝いていたのは言うまでもないと思いますけどね。
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