潜入せよ!エバルー屋敷
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
。オイラが100万、ナツが100万、残りはルーシィとラウルです」
「残らないわよっ!」
「1人50万だ!」
ルーシィとラウルのツッコミが入った。
「だけど、どうして突然値を上げたんですか?20万でさえつり合わないのに、10倍なんて・・・」
「それだけどうしてもあの本を破棄したいのです。私はあの本の存在が許せない」
その言葉にラウルは眉をひそめた。
「おおおおおっ!行くぞルーシィ!燃えてきたぁ!」
「ちょ・・・ちょっとォ!」
「ナツ待て〜!」
突っ走るナツをルーシィとラウルは追いかけて行った。
そしてその部屋にいるのはメロン夫妻の2人だけとなった。
「あなた・・・本当にあんな子供たちに任せて大丈夫なんですか?先週、同じ依頼を別のギルドが一回失敗しています。エバルー公爵からしてみれば、未遂とはいえ自分の屋敷に賊に入られた事になります。警備の強化は当然です。今は屋敷にはいる事すら難しくなっているんですよ」
「解っている・・・解って・・・いるが・・・あの本だけは・・・この世から消し去らねばならないのだ」
少ししてルーシィはエバルー屋敷の前にいた。
「失礼しまぁす♪金髪のメイドさん募集を見てきましたぁ♪」
ルーシィはニコニコとして屋敷に呼び掛けた。
「すみませーん、誰かいませんかぁ」
(ふふ・・・簡単簡単。エバルー公爵ってのに気にいられればいいんでしょ?あとは本を燃やして200万!何買おーかな・・・)
もう成功することを決めつけて何を買うかを考える。
しかも200万すべて自分のものだと勘違いしている。
「うまくやれよルーシィ」
ラウルがそう呟いた瞬間。
ルーシィの近くの地面がボコッと膨れ上がった。
「メイド募集?」
「うほっ」
そして地面にできた穴の中からピンク色の髪をし、メイドの格好をしたゴリラのようにがたいのいい女性が出てきた。
そしてそのメイドは穴に向かって言った。
「御主人様!募集広告を見てきたそうですが」
「うむぅ」
するとメイドが出てきた穴から声が聞こえて来た。
そして・・・
「ボヨヨヨヨーン、我輩を呼んだかね」
男が出てきた。
「どれどれ」
「よろしくお願いしまぁす♪」
(と・・・鳥肌が・・・頑張れあたし!)
その男はルーシィの体の隅々まで見た。
それをルーシィは愛想笑いを浮かべて耐えた。
そしてその男は言い放った。
「いらん!帰れ『ブス』」
「ブ・・・」
「そーゆー事よ、帰んなさいブス」
「え・・・!?ちょ・・・」
ブスとまで言われて戸惑うルーシィ。
「我輩の様な偉ーーーーーーーーーーい男には・・・
美しい娘しか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ