―目覚め―
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レベル7モンスター、それぞれをコストにすることで二枚ドローを果たす魔法カードが発動し、吹雪さんはフィールドを犠牲に四枚のドローを果たす。結局《ミラージュ・ドラゴン》以外のカードはなくなり、まるでデュエルは仕切り直しだ、といっているようでもあった。
「そしてこのモンスターは、ドラゴン族モンスターを除外することで、特殊召喚できる!」
吹雪さんがドローしたカードの中で手に取ったのは、再び切り札クラスの雰囲気を纏ったカード。《ミラージュ・ドラゴン》が先のターンでのこちらのモンスターのように除外され、その姿をフィールドに現した。
「現れろ! 《レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン》!」
かつてダークネスとなった吹雪さんと戦った際に切り札だった、真紅眼がダークネスの力を得た姿。それが一部機械化したように金属で覆われており、銀色の装甲を煌めかせていた。
「《レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン》は、一ターンに一度、手札か墓地のドラゴン族を特殊召喚できる。雷光とともに蘇れ、《No.46 神影龍ドラッグルーオン》!」
その効果は、奇しくもドラッグルーオンと同じような効果であり、再び俺のフィールドにドラッグルーオンが現れる。《ナンバーズ・ウォール》が《マジック・プランター》によってリリースされたのが不幸中の幸いだったが、これではどちらかを残せば永遠にどちらかを復活させられ――
「いや……」
――蘇生されたドラッグルーオンには、エクシーズモンスターが効果を発動するために使う、オーバーレイ・ユニットがない。ならばその効果は発動出来ず、今はバニラモンスターに等しいのではないか。
「……よし」
「さらに速攻魔法《サイクロン》により、《デーモンの斧》を破壊する!」
そうエクシーズモンスターについて仮説を立てていると、吹雪さんが発生させた旋風に《デーモンの斧》が破壊され、その攻撃力が元々の攻撃力に戻ってしまう。
「バトル! 《レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン》で、《バックアップ・ウォリアー》に攻撃! ダークネスメタルフレア!」
《レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン》の攻撃力は、3000の大台には届かないものの2800とそれに迫る。さらに2100の《バックアップ・ウォリアー》を破壊するには、それでも充分すぎるほどで。
「リバースカード、《マジカルシルクハット》を発動!」
それに自分のライフポイントは僅か1000ポイント。これ以上ダメージを受けるわけにはいかず、フィールドに現れた三つのシルクハットの中の一つに、《バックアップ・ウォリアー》は守備表示となって身を隠す。
「シルクハットか……レッドアイズ、そのまま攻撃だ!」
強化された黒い炎がシルクハット
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