―目覚め―
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《ミラージュ・ドラゴン》が妨害するのは、あくまでバトルフェイズ中の罠カードの発動のみ。それ以外のフリーチェーンの罠カードの妨害は出来ず、《奇跡の残照》の効果によって《マッシブ・ウォリアー》が復活する。
「俺のターン、ドロー!」
エンドフェイズの巻き戻しが起こるものの、吹雪さんがそのままターンエンドを選んだことで、俺のターンへと移行する。フィールドには《マッシブ・ウォリアー》と《くず鉄のかかし》、吹雪さんのフィールドには《No.46 神影龍ドラッグルーオン》に《真紅眼の黒竜》、《ミラージュ・ドラゴン》に《ナンバーズ・ウォール》が控えている。
「俺は魔法カード《ブラスティング・ヴェイン》を発動! 俺のフィールドのセットカードを破壊し、カードを二枚ドローする!」
《ミラージュ・ドラゴン》の高い妨害効果によって、使用不可も同然となった《くず鉄のかかし》を破壊しながら、魔法カード《ブラスティング・ヴェイン》の効果によって二枚のカードをドローする。吹雪さんのフィールドの《ナンバーズ・ウォール》は既に発動しているため、《ミラージュ・ドラゴン》の効果の対象外なのがズルいところだ。
「さらに速攻魔法《手札断殺》! お互いにカードを二枚捨てて二枚ドロー!」
――そして新生した機械戦士の先陣を切るのは、やはりこのモンスターでなくてはならない。
「墓地に送ったカードは《リミッター・ブレイク》! デッキから《スピード・ウォリアー》を特殊召喚できる! 守備表示で現れろ、マイフェイバリットカード!」
『トアアアッ!』
守備表示での登場となったものの、勇猛な叫びとともにフィールドへ降り立つ。その登場は、さらなる仲間への布石となりて。
「守備表示のモンスターが二体のみの時、このモンスターは特殊召喚できる! 現れろ、《バックアップ・ウォリアー》!」
特異な召喚方法を持った重火器で武装した機械戦士が、守備表示の《スピード・ウォリアー》と《マッシブ・ウォリアー》がいることでその召喚条件を満たし、三体のドラゴン族の前に立ち向かう。このままでは下級モンスターである《ミラージュ・ドラゴン》しか破壊できないが、機械戦士にはまだ手段はある。
「さらに通常魔法《アームズ・ホール》を発動! デッキトップを墓地に送り、デッキから装備魔法《デーモンの斧》を装備し、そのまま《バックアップ・ウォリアー》に装備!」
デッキか墓地から装備魔法を手札に加えることが出来る、という優秀な魔法カード《アームズ・ホール》。ただし発動にはデッキトップを一枚墓地に送ることと、そのターンの通常召喚を封じなくてはならない。だが、《スピード・ウォリアー》も《バックアップ・ウォリアー》も特殊召喚――問題なく発動され、《デーモンの斧》は《
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