義理姉の実の母の霊?
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が私の父方のお墓」
「あの!教えていただけませんか?」
「敬語…って私に言ったわけじゃないの?」
「彼女の母親の場所」
(最後の場所だ。わかるか?)
「教えていただきありがとうございます」
そして先のタクシーを又利用し、俺は心明と彼女の母親が事故死した場所に向かう。
車の中で殆ど無言。そして彼女の母親の事故場所に着いた。
「ここか」
「何で急に?」
「あなたのせいですか?」
俺はここに居る霊全体に問いかけた。
(厳密には違う。でもそうなのかもね)
「どういう意味で?」
(私のせいで彼女は無意識に私に囚われてしまった)
「なるほど。心明にはあなたの怨念が憑いていた」
「もしかして?お母さん?」
「どうせ。怪我をした時に姉さんの目には死んだはずの母が視えたわけだ」
(私は死んでから彼女に合っていない!)
「そんな事はどうでもいい!あんたの生前の行いのせいで心明はずっとあんたの影に憑かれているんだよ!謝罪の一言を聞いておこうと思ったがあんたは知らん顔!何様だボケ!」
そして俺の父親は知ってて隠していたのか。腹立つ。
「はぁ。怒りすぎた。つか、首突っ込みすぎた。姉さん。母親に何か言ってみ?」
「え?そうだね。産んでくれてありがとう」
彼女はいつも優しい。それはたとえ憎んでいた相手に対してもだ。
(心明…)
そして肝心の母親は泣いている。
(ごめんね!私のせいで!)
「お母さん?」
嘘だ!視えるはずがない!?
彼女の目にはここにいる実母の顔が見えている?
「前例がない!いや。母の思念が強かったのか?」
「わからないけど視えたの…」
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