義理姉の実の母の霊?
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の告白を打ち破ったそうなの」
「へ、へえ」
まあ。彼氏がいるところに乗り込まなくてよかったと安堵している。
「あのさあ。川下って苗字もしかして最近付いたものでしょ?」
「そうだけど?」
「下の名前で読んでいい?」
「い、いいけど」
まだあなたの名前わからないのですけど?
「藍氏君。よろしくね」
「君の名前は?」
「待ってました」
普通先に名乗るだろ。
「若宮茉奈。よろしくね?」
「は、はい」
午前の授業が終わると、純潔姫がやってきた。
「ねえ。藍氏君いる?」
クラスは一瞬騒がしくなる。
「あ、どうしたの?」
「ねえ。ちょっと生徒会室に来て。突然で悪いのだけど、書記をやってもらえないかしら?」
「え?」
「順を追って説明させていただくと、どうやら転校していったらしいの」
「書記が?」
「ええ」
「何と無責任な」
半笑いで俺は応える。
「藍氏君。いいから来て。ピンチなの!」
俺は弁当を持って連れて行かれた。
「他の候補には頼まないの?」
「だって他の男の人嫌だし」
「さいですか」
「弟だったらいいかなって?」
「からかわないでよ?」
立場が逆になった。
「あの、純潔姫って呼ばれているのご存知で?」
「敬語禁止!まあビッチよりはマシかな?」
「彼氏が出来たことって有りますか?」
「敬語禁止!無いわよ?」
「そ、そう」
「あなたは?」
「彼女いない歴=年齢です」
「仲間ね」
「ええ」
「私も弟が純潔で良かったと思ってる。あなたの貞操は私の物。私の貞操はあなたのものいいわね?」
「下ネタがお好きで?」
「ち・・・違うわ!」
と言って手帳を取り出し、彼女はページを捲った。
どうやらインターネットの引用の様で“年下の男の子を落とす方法”と書かれてあった。
「あのさあ。年下の男の子って下ネタを言えば落ちるものなの?」
「いや、落ちるわけ無いじゃん。なに隠さずに聞いているのさ?」
ドアの前で会話する。
そしてドアを開けると、何かと厳格そうな女性が居た。
「会長遅いです。もう少し早くしていただけないでしょうか」
「ごめんね」
「では早速。今日の生徒会の資料を作ってください」
すると姉さんは俺に耳打ちをする。
「彼女はうちの生徒会の副会長の水島亜豆。可愛いでしょ?」
「会長!で、そっちの彼は?」
「この子は藍氏君。私の弟」
「へえ。君。仕事出来る?」
「え、ええ。教えていただければ」
「ここに箇条書されたものをこのパソコンに打ち込んでくれ」
俺は言われた通りの動作を繰り返した。
昼休みが終わり、5、6時間目の授業を終え、放課後再び仕事に戻った。
「にしても、仕事速いですね姉さんは」
「敬語禁止!ありがと」
「それと、今の技って何ですか?」
「敬
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