彼と彼女の三角関係?
[前書き]
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昼休み。私は図書室で気になっている本を手に取り、読んでいた。そこに、ルームメイトの館坂歩乃が私に耳打ちをする。
「ねぇ。あんた、掲示委員でしょ?昼休み印刷室前に来るように言われているでしょ?みんな探してたよ」
「だから今ここにいるんでしょ」
「逃げてきたってわけね」
「当然。だってあんな場所にいたら唯斗と目を合わせちゃうじゃない。あいつも掲示委員だから」
「なんで好きなのに避けるの?」
「はぁ。どうせあいつ。私が好きなことに気づくどころか、その真逆と思ってるんでしょうね」
「あんたの態度のせいだよ」
私の名前は星観沙織。どうやらひねくれた性格のようでいつも自分の想いと真逆の行動をとってしまう。
「沙織。さっきあいつ嘆いてたよ。話しかけようとするとあさっての方向を向いてどっか行くし、視線向けると隠れられるとか」
「…そう。私の心配よりもまず自分のことからやればいいじゃん。歩乃結構モテるでしょ?」
「この話、図書館じゃなくてもいいよね」
「わかった。みんなが消えたあとに私は印刷室に行く」
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