彼と彼女の三角関係?
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仲間の唐瓜羽七」
「俺は篠崎太輔」
「星観沙織」
「館坂歩乃でーす。沙織とはルームメートです」
「以上がうちのメンバーとなります」
突然唯斗は進行を始めた。
「みんな」
結とは突然空に指を指す。
「突然で悪いんだが、このメンバーで今夜星を見に行こう!」
私の部屋にて。
ルームメートである歩乃と、初対面の羽七が部屋にいる。
「ねえ。せっかく女子3人いるんだし恋話しない?」
歩乃は手を上げた。
唐突すぎる。
「で、羽七は誰が好きなの?」
「私?私は…やっぱり高樹君かな」
「高樹?高樹ってだれ?」
私は表情を変えずに聞く。
「はっはは!恋は盲目って言うけど、好きな人の名前まで忘れるとか笑いもんよ」
歩乃は高笑いをする。これで何が何なのか分かった。
「ちょ、笑いすぎだよ!」
私は枕を歩乃にたたきつけた。
「ぐはぁ!」
「ねぇ。もしかして星野さんも高樹君が好きなの?」
「星観だって!」
名前を間違えられた。
「そうなの!この子唯斗のことが好きすぎて彼とまともに話せないの」
私は口を塞がれ身動きがとれなくなっていた。
「っぷ!違う!」
「ちなみに、私は篠崎がすき!あの肝の座ったところとか、太い声とかかっこいい顔とか。でも…それは本当に裏付け。私はそこに惚れたわけじゃない。気づいたら好きになっていただけ」
よくわからないが、一瞬歩乃がものすごく綺麗に見えた。なんていうか、正しい恋をすればここまで変るものなのか?
「私。歪んでるな」
「今更何言ってんの?」
「否定してくれないのね!?」
「だって歪みきってるじゃん」
「ひどいわ!」
「負けないから!」
「まさかのライバル登場だね!」
羽七は私を睨む。
「わ、私だって!」
私達はしばらくして部屋を出た。
夜道。男子2人、女子4人の黄金比率で私達は茂みを歩く。
夏の夜には心地良くらい風が気持ち良い。
「ここ、一番見やすいんだよ」
唯斗はシートを敷いた。長くて10人は寝そべっても平気なくらいの大きさ。
「俺も手伝うよ」
篠崎が反対側を持ち、30秒ほどで終わった。
「寝っ転がれるくらい大きいね」
歩乃は耳打ちをする。
「な、な!待って!」
私は歩乃の顔を叩く。
もうすでに唯斗が寝っ転がっていた。
「もう。なんでヴァイオレンスになるかな!」
「だって」
「星野さん」
「星観だって!」
羽七は私にしか聞こえないような声で話しかけてきた。
「私。高樹君に告白する」
「え?まって!」
「あなたには負けたくない」
「わ、私だって!」
「告白するの?」
「し、しないけど」
歩乃は早速たか
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