1部分:第一章
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しかしすぐに店員を呼んで。
「もう一枚じゃ」
こうであった。まだ食べるというのである。
パンチャも食べ終えていた。彼もまたもう一枚頼むのだった。
すぐに分厚くしかも大きなステーキが来た。博士もパンチャもそれを勢いよく食べていく。
パンチャは博士のその食べっぷりを見て。思わずこう言ってしまった。
「相変わらず凄い食欲ですね」
「うむ、美味いのう」
満足した顔で話す博士であった。
「いつも通りのう」
「もう六十ですよね」
「そうじゃ」
また話す彼であった。
「幾つになっても食べられるのう」
「それも凄いですね」
パンチャは博士のその健啖家ぶりに素直に驚いていた。
「といいますかそこまで食べて大丈夫ですか?」
「何がじゃ?」
「糖尿病とか痛風ですよ」
所謂成人病のことである。
「そういうのは大丈夫なんですか?」
「全く平気じゃ」
至極落ち着いた顔で答える博士であった。
「何枚でもいけるぞ」
「何枚でもですか」
「君もそうじゃろ」
博士は満足気に笑って助手に問うた。
「ステーキでも何でも幾らでもいけるじゃろ」
「まあそうですけれどね」
それは否定しないパンチャであった。応えながらそのステーキを食べていく。彼もまたかなりの健啖家ぶりをこの場で見せていた。
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