Fate/stay night
1167話
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あるかもしれない。
それが、ステータスがバーサーカー以上の俺がこんなスキルを持ってるんだから、いずれ敵対する可能性が高いセイバー達にしてみれば、脅威以外のなにものでもないだろう。
……まぁ、色々と欠点がない訳でもないんだけどな。
「さて、特に文句を言う奴もいない事だし、早速桜とやらの件を片付けようと思うんだが、それは構わないか?」
「……ええ。お兄ちゃんが問題ないなら、それは構わないわ。けど、そっちの行動を邪魔はしないけど、見るくらいはさせて貰ってもいいわよね?」
「使い魔でも使うのか? だとすれば、蟲に気が付かれる可能性があるから、止めて欲しいんだが」
イリヤの言葉にそう尋ねるが、その答えは首を横に振るという行為だった。
「違うわ。結界を利用して貴方の行動を見させて貰うの」
結界? ああ、そう言えば確かに原作でもイリヤはアインツベルンの森に張られていた結界で内部の様子を確認していたな。
確か、衛宮が結界に触れた時にはビリッとしたとか言ってたけど、凛が結界に触れたら電気ショックのような感じでダメージを受けていた描写があったように思う。
それを考えると、イリヤの提案も不思議じゃないんだろうが……
「この家の結界はアインツベルンの結界じゃないんだろ? なのに、そんな真似が出来るのか?」
「当然でしょ。私が何日この屋敷にいると思ってるのよ」
「……まだ1日も経っていないと思うが?」
バーサーカーが死んで、衛宮に引き取られたというか、合流したのが昨日の午後で、今はその翌日の午前中なんだから、本気で24時間経ってないだろう。
そんな俺の言葉を聞いたイリヤは、小さく咳払いをしてから再び口を開く。
「ん、コホン。この家の結界は色々と自由だったから、手を加えるのに手間は掛からなかったのよ。それに、色々と見覚えのある形式だったし」
「……なるほど。まぁ、俺としては出来るだけ見て欲しくはないが、そこまで言うのは色々と無理があるだろうしな」
ルールブレイカーの真名解放は、セイバーやライダーに取ってみれば色々な意味で衝撃が強いだろう。
……ライダーと桜の契約も切れるしな。
まぁ、そっちに関してはアンリマユとの契約や臓硯を何とかしてから、また契約を結べばいいだけだろけど。
それに見ないように言ってもそれを守らせるのは難しいだろうし、ライダーの契約が解除された時点で下手に現場に突っ込んでこられて場を混沌とさせて、臓硯に操られた桜に逃げられるよりはマシだろう。
「そう、ありがとう」
俺の言葉に礼を告げてくるイリヤだが、そこに感謝の感情は含まれていない。
いや、バーサーカーを殺した俺に対して礼を言ってきたのを考えると、多少はマシになってきてるのか?
ともあれ、イリヤがセラ
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