第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その十八
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しかしだ、ここでだった。
ふとだ、こう言ったのだった。
「問題は日帝衆だな」
「ヘリだからな」
「無事に出来たらな」
「それこそな」
まさにというのだ。
「凄いぜ」
「それも相当にな」
「ヘリの動きは馬鹿にならない」
「怖いぜ」
こうしたラジコン勝負においてはだ。ここで瞬達もラジコンを完成させた。そして実際に動かしてみるとだった。
完璧に動いていた、二人はその動きを見て歯噛みした。
「くそっ、完璧じゃねえか」
「上下左右に前後まで動いてるじゃねえか」
「ホバリングも出来てる」
「しかも機関砲まで動くじゃねえか」
「ミサイルも撃てて」
「スケールだけ違っててな」
流石にラジコンなので実際のヘリとは大きさは違う、しかし。
その動きはだ、実際と全く同じだった。二人はそれを見て確信した。
「このままだったらな」
「俺達の負けだぜ」
「ああ、確実にな」
「そして負けたらな」
その場合については彼等が一番よくわかっていた。
「連載終了だ」
「次回から新連載だな」
「俺達にとって最悪の展開」
「そるなるぜ」
「ビバ、新連載!」
「待ってました!」
ここでまた観衆達が騒ぐ。
「そうなれ!」
「その展開になれ!」
「こんな連中さっさと主役から降板しろ!」
「それで次回作は真面目な主人公だ!」
「作者もそのつもりだしな!」
「だからそうなっちまえ!」
観衆達はまた言う、しかし。
ここでだ、二人は再び曇りガラスに石攻撃で彼等を黙らせた。そのうえで二人だけでひそひそと相談をした。
「このままだと負けるぜ」
「それで連載終了だな」
「だからここはな」
「何とかしないとな」
「じゃあな」
「やるか」
こう二人で言うのだった。
「いつものやり方でな」
「俺達のな」
「じゃあ今回もな」
「仕掛けるぜ」
「それで勝つぜ」
「正義としてな」
こう話してだ、そのうえで。
二人はいきなりだ、魔法陣を出した。そのうえで呪文を唱えだした。
「エコエコアザラクエコエコアザラク」
「エロイムエッサイムエロイムエッサイム」
何処かの漫画に似ているが気にしてはいけない。
「我は望み訴えたり」
「いでよ、召喚されし我が僕!」
こう言ってだ、その魔法陣から。
ロボットを出した、観衆達はその某二十八号にそっくりのロボットを観て言った。
「おい、魔法陣でロボットかよ!」
「それ違うだろ!」
「悪魔じゃねえのか!」
「最初の呪文意味ねえぞ!」
「うるせえ、作者のアイディアなんだよ!」
「魔法陣から出て来るのは悪魔とは限らないってな!」
「だから今回はロボットなんだよ」
「某鉄人にそっくりだけれどな」
ただし変な電波を出す操縦機はない。
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