第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その十六
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何はともあれラジコン勝負がはじまった、二人が作るのは。
「よし、戦車だ!」
「それも改造したやつだ!」
「九〇式戦車な!」
「作者も大好きな戦車だぜ!」
例えコストが異常に高くしかも北海道でしか使えない戦車でもだ、格好いいから好きだ。
「俺達はこれだ」
「さあ、今から作るか」
「勿論ラジコンにするからな」
「凄いラジコンになるぜ」
こう二人で話しながら作りはじめる、そして。
瞬と河合も作りはじめた、二人が作るラジコンはというと。
ヘリだった、陸上自衛隊も使っていたUHー1イロコイだ。河合はそのラジコンを作りはじめつつ瞬に言った。
「閣下、やはりラジコンの最高峰はです」
「ヘリですね」
「私はそう思います」
日帝衆一のラジコン職人の言葉だ。
「複雑な構造です」
「実際のヘリと同じく」
「そして操縦もです」
完成させてからもというのだ。
「非常に難しいです、しかし」
「それだけにですね」
「はい、ラジコンの最高峰です」
難しいだけにというのだ。
「難しいものに挑戦し完成させる」
「ロマンですね」
「ラジコンは趣味です」
「そして趣味ならば」
「ロマンです」
まさにそれだというのだ。
「ですから」
「難しいものを完璧に仕上げてみせる」
「そのことを踏まえればです」
「ヘリコプターはラジコンの王者なのですね」
「私の考えでは」
そうなるというのだ。
「そうです」
「では」
「このイロコイを完成させましょう」
UHー1の通称だ、ネイティブアメリカンの有力な部族であるイロコイ族から取った名前である。他にはアパッチというヘリもある。
「是非」
「わかりました、では」
瞬は河合のその言葉に頷いた、そしてだった。
二人でヘリを造っていく、その的確な製造はマニア達から見てもだった。
「凄いな」
「ああ、流石河合中佐だぜ」
「ヘリのラジコンなんて難しいのにな」
「造ることさえな」
「それを完璧に動かすことが出来る人だからな」
動ける様にちゃんと造ったうえでだ。
「まさに神だぜ」
「ラジコン神だぜ」
ラジコンボーイどころかだ。ちなみに今はなきコミックボンボンではラジコンキッドという漫画がありこれも面白かった。
「ラジコンの神様だな」
「本当に凄い人だな」
「この人ならな」
「絶対にやってくれるぜ」
「そして悠木大将もな」
河合と共に造る彼もっというのだ。
「いつもそうだけれどな」
「完璧に何でもこなしてくれてな」
「今回のラジコンだってな」
「完璧に造ってるぜ」
「流石だな」
2ちゃんねるの古い言葉だ、流石だなと八頭身のふーん兄弟が言うのだ。まだ八頭身アスキーアートがようやく定着しだした頃に。
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