第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その十五
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ご家族やご友人の人達も悲しむ」
「他の人を悲しませるんじゃないぞ」
「そうしたことになるからな」
「絶対に薬は手を出したら駄目だ」
「俺達ですらしないんだ」
「本当に頼むぜ」
「その通りだ、私も汚職は女遊びはする」
悪田部も言う。
「薬は絶対にしないし関わらない」
「ですよね、悪田部さんも」
「そればかりはですから」
「薬は最初からしない」
「それに限りますよ」
こう話しながらだ、二人は鳥羽の料理と酒を楽しんでだった。今回強引に出番を作った悪田部と別れた。悪田部はそのまま海女さん達とのランデブーに向かった。
二人は青山町公園に来た、既に変身している。
そのうえでだ、公園の豊かな自然を見つつ言った。
「じゃあここでな」
「ラジコン勝負やるか」
「そうしようか」
「盛大にな」
「待ってたわよ」
その二人に瞬が言った、隣には河合がいて後ろには雑務を担当する陸軍衆の人達が毅然として立っている。
「鳥羽はどうだったの?」
「ああ、何度行ってもいいな」
「美味いものだらけでな」
「伊勢もいいけれどな、おかげ横丁な」
「鳥羽もいいぜ」
尚伊勢と鳥羽は近い。電車ですぐである。
「飲んで食ってな」
「最後に伊勢うどんも食ったぜ」
「伊勢うどんは三重県に来たら絶対に食わないとな」
「これは絶対だぜ」
伊勢うどんを食さずして伊勢や鳥羽の食を語るなかれだ。
「腹一杯美味いもの食えて満足してるぜ」
「腹が減っては戦が出来ぬ」
「じゃあやるか」
「盛大にな」
「ええ、それで今回のラジコン勝負だけれど」
瞬は二人に勝負の内容についても話した。
「最初から作って動かしての戦いよ」
「何かディオラマの時と同じだな」
「作ってからってな」
「ラジコンって作るのも楽しむうちだしな」
「それで今回も作るんだな」
「そうよ、それでいいわね」
二人にだ、瞬は確認を取った。
「異論はないわね」
「どうせ勝つのは俺達だしな」
「別に構わないぜ」
「俺達の勝利はもう決まってるんだよ」
「主役だからな」
二人は得意満面で言う、しかし周りの観衆の人達は誰も二人を応援していない。死ねだの負けろだの書かれた垂れ幕やプラカードばかりだ。
しかしそんな垂れ幕やプラカードを無視してだ、二人は言うのだった。
「じゃあはじめるか」
「さっさとな」
「それで今度は誰の写真集とDVDか」
「それも決まったぜ」
作者が今決めたのだ。
「MEGUMIさんな」
「あの人にするな」
「あの胸たまらないぜ」
「写真集の表情がまたいいんだよ」
強気なその感じがだ。
「だからあの人にするぜ」
「胸だぜ、胸」
「あの胸はもう凶器だぜ」
「あの胸をじっくりと見てやるぜ」
緑豊かで青い空
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ