第三十七話 河合中佐!ラジコンは芸術!!その十四
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「望んで手に入れるものではない」
「自分で、ですね」
「手に入れるものなんですね」
「望んでじゃなくて」
「自分の手で」
「その通りだ、だから私は東京からここに来た」
自身が大臣を務める国防省からだ。
「東映ワープを使ってな」
「あの目的地に瞬時に着ける、ですね」
「物理的常識を無視した」
「蔵馬天狗も仮面ライダーも使った」
「伝説のワープですね」
助けた者達に背を向けて颯爽と馬やバイクで去る、しかしその一瞬後には助けたその彼等の背中に変身を解いて立っているのだ。
「今は井上ワープとも言いますけれど」
「井上敏樹さんの脚本作品でよく出ますから」
「そのワープを使ったのだ」
そうした超絶的なワープをだ。
「実に便利だ」
「ですよね、俺達も時々使いますけれど」
「ワープの中で一番使い勝手がいいですね」
「仮面ライダーファイズのローズオルフェノク戦でのカイザとか」
「呼んだらすぐにバイクで来ましたからね」
何処にいたかわからないがまさに一瞬でだ、草加雅人は来た。
「あの技術を使って」
「悪田部さんも出番ゲットですか」
「それで今、ですね」
「ここに来られたんですね」
「そうだ、これから若い海女さん達と遊んだ後でだ」
遊ぶ相手は一人ではなかった。
「国防省に戻る」
「またワープを使って」
「そうしてですね」
「東京でお仕事ですね」
「お仕事再開ってことですね」
「そうだ、それで君達は先程覚醒剤の話をしていたが」
悪田部もこのことについて言うのだった。
「絶対にしてはならない」
「はい、本当にそうですよね」
「あんな悪いものはないですよ」
「やったら終わりです」
「破滅しますよ」
「あれだけ恐ろしいものはない」
悪田部も言うことだった。
「まさに人が人でなくなる、だ」
「そんなまずいのですよね」
「やったら人間終わり」
「廃業っていう位に」
「君達の言う通りだ、してはならない」
極悪人の中の極悪人である悪田部もしないことだ、人間の屑の中の屑の中の屑の中の屑である二人だけでなく。
「随分悪意のある文章だな」
「俺達は四重かよ」
「重ねるにも程あるだろ」
「屑っていってもな」
二人はこのことについても不平を言った。
「薬やってねえのにな」
「本当に田代さんみたいになりたくないからな」
「田代さん絶対に薬のせいでああなっただろ」
「ガリガリのボロボロにな」
その身体がだ。
「作者マーシー時代知ってるからな」
「あのダンディ決めてた感じな」
「シャネルズとかラッツアンドスターの頃は知らないけれど」
「あの頃は三の線入っててもな」
「それなりに決まってんだよ」
「それがだよ」
間違いなく覚醒剤中毒のせいでだ。
「もうマーシーの
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ