16話 エースとビギナー 3.6
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、ララァが操るシステムは近くにいる生物をとてもリラックスさせるそうだ。驚きなのがそのシステムを動かしている間のわずかな周囲だが物体の動きがゆっくりしている」
カイは話に間を置いた。艦橋の窓に寄り、眼下を見下ろした。
そして再び話始めた。
「そんなのが兵器になるのかわからん。まあ色々な可能性がある分野なんだろうな。ララァのやっていることは分からんが・・・」
ハヤトは腕を組み、カイやベルトーチカの話を自分なりに考えていた。
* トリントン基地 司令部周辺 19:40
アムロたちとバニング隊が互いに陸側、海側と最終防衛線を敷き、ジオンの猛攻を凌いでいた。
キースもジム・キャノンUに乗り込んでいて、威嚇射撃をしていた。しかしその顔に絶望が満ちていた。
「コウ〜、もう駄目だ。ここで死ぬんだよ〜」
キースの泣き言にコウは叱咤した。
「諦めるんじゃない!きっと必ず希望がある。それまで持ちこたえるんだ」
その言葉にアムロが褒めた。
「そうだウラキ少尉の言う通りだ。もうすぐ援軍が来る」
その言葉にコウとキースが反応した。
「援軍!やったー・・・ってどこからですか大尉!」
「前面まるで敵しかいませんよ」
アムロは感じていた。あのエースが既にこのトリントン基地にいることを。
10分後、防戦していたアムロたちが敵の撃ち方に変化が出てきたことに気が付いた。
それは時間が過ぎるほど銃弾の数が減っていった。そのうち砲撃が鳴りやんでいた。
アムロたちは物陰から姿を出した。そこには見知れないモノアイの黒いモビルスーツが立っていた。
その中の一機が赤いモビルスーツだった。
アムロはそのモビルスーツに駆け寄った。赤いモビルスーツもアムロの方へ駆け寄った。
「生きていたかアムロ!」
「ああ、救援助かるシャア」
コウはその赤いモビルスーツがかつての赤い彗星だということを知った。
キースもそれに気付き、興奮していた。
「コウ〜。ガンダムも凄かった。アナベル・ガトーも怖かった。レイ大尉も最初はびっくりした。しかし、ここに来て赤い彗星ってなんなんだあ〜」
コウもキースと同じだった。今日一日で様々な体験ができた。まず生き残ったことについて喜ぼう。それから色々振り返ろうと思った。
バニング隊もこの場に駆け付けてきた。モンシア、ベイト、アデルも赤い彗星に驚いたが、色々教えを乞いたいとねだっていた。その光景にバニングは「やれやれ」と呆れていた。
* トリントン基地 基地司令官室 同日 21:00
ハヤト達カラバはトリントン基地へ着陸し、基地司令のブレックスと会談していた。
ハヤトはブレックスに全面的なサポートを申し出たがブレックスはまだ時期
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