暁 〜小説投稿サイト〜
東方落天使
第一話 落ちた天使

[8]前話 [1]後書き
これは昔、天界で起きた大きな……というほどでもない出来事である。
−天界、天使兵訓練場−
上級天使「お疲れ様。二人とも、今日はもう帰っていいよ」
アイス「うい〜」
ノイン「お疲れさまでした」
初めまして、わたしの名前はノイン・フローライトです! わたしはここ、天界を守る天使兵……の見習いです。
アイス「ノイン〜、ちょっと帰りに図書館よって行こ〜ぜ〜」
この人は同じく天使兵見習いのアイス・アクアマリンです。ちょっと不器用ですが優しいし、仲間思いのわたしの親友です。
ノイン「駄目ですよアイス、今日は新しく地上界から配属された人間さんが来るんですから!」
アイス「だ〜か〜ら〜、そいつを見に行くんじゃん」
ノイン「はぁ……ちょっと見るだけですよ?」
アイス「よっしゃあ! 急ごう!」
ノインはアイスに引っ張られながら、図書館に行った。

−天界、図書館−
図書館の周りは地上から人間が来るということで人集りが出来ていた。
アイス「ほぇ〜、これじゃあ見えそうにないね〜」
ノイン「汚れの無い人間さんは珍しいみたいですからねぇ」

汚れとは?:悪魔などが撒く邪悪な力のことです。わたしたち天使はそれを浄化する仕事をしています。

アイス「ちぇ、つまんね〜な〜……ノイン。帰ろうぜ〜」
ノイン「え、見なくていいんですか?」
アイス「飽きた〜」
ノイン「えぇ……」
ノイン達は羽を広げ、飛び立った。

−天界、西の庭園−
ノイン達は見習い天使兵の寮へ帰ろうとしていた。その時だった、
mob天使A「ノイン、危ない!」
ノイン「えっ?」
ノインが上を見上げると、そこには大量の岩が降ってきていた。
アイス「ノイン!」
アイスは手を伸ばしたが、ノインに届かなかった。ノインはそのまま大量の岩に反応仕切れずに撃ち落とされてしまった。
ノイン「キャッ!!」
そして、ノインは気絶し落下し始めた。
アイスはとっさに飛び出そうとしたが、mob天使Aに手を掴まれて制止した。
mob天使A「貴女まで巻き込まれるわよ!」
アイス「離せ! あたしは……」
mob天使A「一旦落ち着いて……あの中に突っ込んだら、絶対に無事には済まないわよ?」
アイス「あたしが傷つくことなんか知るもんか!」
アイスはmob天使Aの腕を祓い、飛び出した。
アイス「あとちょっと……!」
アイスは傷つきながら、ノインに近寄った。そして、もう一度手を伸ばした。
アイス「よし!」
今度はノインの手を掴んだ。そして、気絶したままのノイン抱きしめて飛び立とうとしたが、力が入らなかった。
アイス「このままじゃ……落ちる!」
これが彼女たちの旅の始まりだった。

[8]前話 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ