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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第208話 最後の戦い
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バターをしているけれど、それでも 隼人から 彼女を抱きしめた様に見えた。会話を拾う事は無かったから、細かな事情は判らなかったけれど、それでも 少女は涙を流していた事、そして 隼人、リュウキの性質を知っている事。それらがあったんだけど、それでも ちょっと妬いてしまうのは、仕方がない事なのである。……そのネタで玲奈がからかわれるのと同じくらい。
兎に角、玲奈は彼女の闇を知った。……だからこそ、隼人が向かう事を止めなかった。彼女の所に行くと言う事を。
「後で、説明をするよ。……それに 玲奈」
「ん……?」
玲奈は 首を傾げた。隼人の笑みの理由が判らなかった。でも、それは次の言葉ですぐに判る。
「彼女の事も、玲奈に。……皆に紹介するよ。彼女、シノンと話をしてみてくれないか? 色々と…… それで……」
――『友達に』なってくれたら 嬉しい。
ずっと1人で生きてきたと言う彼女に、温もりを上げて欲しい。
隼人は、そう言いかけて 止めた。これは、頼むものでもなければ、頼まれるものでもない、と思えたからだ。自分自身て感じて そして 受け取るものだと知っているから。そうやって、他人を拒む事が多かった自分自身が変わる事が出来たんだから。
玲奈も、悟ったのだろう。微笑みを返した。
「――うん。待ってるよ。だから、なるべく、早く帰ってきてね?」
『そうですよ。お兄さん! お姉さんは ずっと お兄さんの事を思っていたんですからっ』
不意に、玲奈の手の中にある端末からも ユイの声が聞えて来た。ユイも玲奈同様に 隼人の事が判ったんだろう。だからこそ、見送りの言葉をくれたんだ。
「……勿論」
隼人はそう笑うと、玄関口へと向かう。
「
もう1人
(
・・・・
)
の事を調べると同時に、渚さんに手配をしてもらう様にしてもらいます。坊ちゃん。気をつけて」
「ここまでの事態です。……色々と通していたら、間に合わないので。お任せ下さい。……これ以上 黙っているつもりはありません」
綺堂と渚もそう言ってくれた。
「うん。宜しくお願いします。爺や。渚さん」
隼人は 2人に対しても 頭を下げつつ 彼女が、――誌乃が待つ場所へと急いだのだった。
そして、場面は元に戻る。
全てを、リュウキが、隼人が知った事の真相を全て 彼女に話した。
それを訊いて、目を見開いている。……どうしても 受け入れたく無い様だ。いや 信じられない、といった方が正しい。
「じゃ、じゃあ……死銃、SAOで 殺人ギルドに入っていた、っていうのが……」
「彼の兄、新川昌一だ。……SAOでは ラフコフの幹部
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