第1章:平穏にさよなら
第17話「悔しさ」
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.?結構、重要な話し合いになるはずなのに、グダグダ...?
....あ、僕らのせいか。
「...んん、とりあえず、楽に座っていいわ。」
「あ、はい。」
楽に、と言われても、かやのひめさんと神咲さんは正座なんだな...。
「...先に自己紹介しましょう。私はこの艦の艦長を務めています、リンディ・ハラオウンです。」
「管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。」
リンディさんとクロノさんだな。...一応、原作で知ってるけどね。
「あ、神咲那美と言います。こっちは久遠。」
「志導優輝です。司さんのクラスメイトでもあります。...で、妹の..。」
「志導緋雪です。」
「...かやのひめと言うわ。」
僕らも自己紹介をし、話へと入る。
「まずは...私達の事情にあなた達を巻き込んで申し訳ありません。」
「事情...と言うのは、魔法の事ですよね?」
僕が聞き返す。まぁ、それ以外に心当たりがないからね。
「はい。魔法について説明はいりますか?」
「...リンカーコアと呼ばれる器官から生成されるのが魔力で、それを行使する事で魔法が使える。細かい事を行う場合は大抵デバイスと呼ばれる道具を用い、地球にはその文化はない。...と、これぐらいですか?まぁ、大体ファンタジー物の魔法と変わりませんね。科学寄りなだけで。」
僕がいきなり代わりに説明した事に驚くリンディさんとクロノさん。
「君は...知っていたのか?」
「リヒトに...僕が使っているデバイスに教えてもらいました。」
「...デバイスも持っているのか...。」
あれ?司さんから何も聞いてないのかな?
「...そんな事より、奴らの事を聞かせてもらえないかしら?」
「..それもそうですね。」
かやのひめさんがそう割込んで、本題へと入る。
「...彼らは“カタストロフ”と呼ばれる、次元犯罪者のグループです。」
「次元...犯罪者?」
「はい。次元を隔てた先に、いくつもの世界があり、その次元を超えた先でも犯罪を犯す者の事をそう呼んでいます。」
神咲さんの疑問の声に、リンディさんが答える。
「...“カタストロフ”は、以前から私達も追いかけていたんですが、つい先日、とあるロストロギアを狙われた際に交戦し、そのロストロギアは地球へと流れ着きました。」
「...ちなみに、ロストロギアとは通称“失われた技術”...簡単に言えば、行き過ぎた技術によって作られた危険物って所だな。」
「そんなものが...地球に?」
色々と説明を省いているな...。まぁ、細かく説明しすぎると、理解が追い付かなくなるから、ちょうどいいんだけどさ
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