第十一幕その七
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をいうんですね」
「そうです」
それがカウンターテノールだというのです。
「そうなっています」
「そうなんですね」
「はい、ただ僕は声を裏返していなくても」
「そのお声なんですね」
「そうなのです」
「それでそのお声ですか」
「はい、ポリクロームさんはおわかりですね」
こうポリクロームにも言うのでした。
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