本編
第六話
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まるで自分が直接戦ったかのように勝ち誇っていた。
「それで、負けたからにはどうすべきか分かってるんでしょうね?」
「勿論だとも、敗者は勝者には逆らわないさ」
「じゃあダブルを認める、そういうことでいいのね?」
「ああ、悔しいが認めざるを得ない。ただ敗者にこんなことを言う権限はないかもしれないが、シングルのことも忘れないで欲しい」
「いいわ、そもそもわたしもちょっと頭に血が昇りすぎてたわ。私だってシングルを無辜にしてるわけじゃない、ただダブルの良さを知って貰えればそれで良かったのよ」
「そうだったのかい? それなら心配はいらない、僕だってダブルの良さはよく分かってる。 ただ経済面においてはシングルの重要性を知ってもらいたかっただけなんだ」
ギーシュとルイズは互いに分かりあうことが出来たことを知り、固く握手をした。それを見ていたサイトは、先ほどまでの緊張感が嘘のように脱力していた。
「トイレットペーパーくらいでなんで決闘なんてしてんだろうな俺・・・・・・」
こうして、シングルかダブルか、トイレットペーパーを巡る争いに終止符が打たれたのだった。
これが、あるサイトの1日であった。
因みに、サイトは断然ダブル派であった。
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