宇宙編
レーモ7攻略編
第10話 嵐の宇宙
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ついに、奴らは此処に来た。
「フラン、来たな。」
「ああ、性懲りもなく。今度こそ返り討ちにしてやる!」
フランは以前の戦闘で煮え切らないまま終わったのを気にしているようだ。
「ルシオン、作戦内容〜。」
だらしなく語尾をのばす、カワイイ奴め。
「俺たちは彼女の護衛だ。敵の本陣を叩きに出る。」
「あっ、あの、ナナでいいです!」
照れ気味にそう言う。本当に強化人間なのかと疑いたくなるほど彼女の精神は安定している。
「えー、ナナのレギーナは武装が少なく、対艦攻撃に専念してもらう。よって僕ら2人で敵MS隊を撃破しないといけないわけだ。」
「きつい〜、けど。まあ大丈夫か、俺たちなら。」
フランの操縦技術はかなりのものだ。
士官学校を首席で卒業しただけのことはある。
「もうすぐ出撃だ、敵もすぐそこまで来てる。」
「急ぎましょ!」
MSデッキに向かう彼女の背中は本当に無垢に見えた。
だからこそ…
MSデッキー
「よーし、俺から行くぜぇ!フランプール・ミース、デルタガンダム出る!」
金色の機体を追って、紫の機体がカタパルトに乗る。
「レギーナ、発進します。」
そして自分。操縦桿を動かす手が震える。
また人を殺めるのか。考えるのはよそう。今は作戦に集中しないと。彼女は僕が、いや、僕らが守る。
「ルシオン・スタフィ少尉、行きます!」
三機の編隊を組むと、艦長から通信が入った。
「Aフィールドはイーグル隊が防衛中だ。そこを直進し敵陣の中央を叩け。」
「了解です。」
「支援にバーザム隊を配置させる。MSとの戦闘は道中極力避けろ。」
背後には数機のバーザムが援護をしてくれている。
少しの安堵を浮かべると、フランの声が響く。
「敵MS隊確認!数は3、ルシオン!」
「??」
レーダーのアラームを確認し、前に目を向ける。
モニターに映るガルスj。
その構えに一瞬同様したが、たったのニ射で敵機は沈んだ。
「レギーナ??」
庇うように自機の前に出る紫の機体。
「やられたな、ルシオン。ナナのおかげだぜ?」
守るだって?冗談じゃない。
戦闘軌道を描き敵陣の中央に進撃するレギーナ。
それに追従するのが精一杯の僕ら。
「なんて動きだ??」
「くっ!」
デブリを高機動で避け、影に潜んでいた二機のズサにビームを放つ。
ズサはミサイルの誘爆により激しく光を上げ爆散した。
衝撃で機体が揺れる。
身体を押さえつけ、歯をくいしばる。
さらに加速を続け、包囲網を突っ切る形になった三機。
「目標確認!ザンジバル級と推定、護衛の敵機は4!」
敵機は戦艦を囲んで展開し、こちらを捕捉すると二機が残り、もう二機が敵の排除に回る。
「俺とルシオンで引き付ける、ナナは戦艦を!」
三機はデルタガンダム一機、レギーナとヘッジホ
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