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【IS】何もかも間違ってるかもしれないインフィニット・ストラトス
第百二四幕 「姫様は宇宙海賊」
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、可能性は既にセシリア自身の頭の中で示されている。
(相手は、自分でも気づかないまま焦っている……確率論での選択を続けつつも、その選択の正確性を疑問に思っている……そう、いいつけを守っている子供が予想外の事態に狼狽えて言いつけを破るような、危うさと幼さ……そこが反撃と離脱のチャンス)
「さて、これからは荒っぽくなりますわ……!!」
『もう付いて行けん……何で初の管制官の仕事で娘くらいの歳のレディたちに振り回されてるんだ、俺は!メアリ号だって英国王室由来の名前を冠する高貴な船の筈なのに銃撃に晒されてるし!!』
『でもメアリの名前自体はそんなに珍しくないですよね……女海賊メアリなんかもいますし』
「ふむ……それでは、さしずめ宇宙海賊船メアリ号といった所でしょうか?ならばわたくしはアン・ボニーとなりますわ」
メアリ・リードとアン・ボニー。18世紀にカリブ海でその名を轟かせた二人組の女海賊だ。その伝説は数多く、現代に言う『女海賊』のイメージはこの二人が作ったとまで言われている。そのような大悪党の名を借りるのは『オルコット』としてはふさわしくないかもしれないが――『セシリア』としては、これぐらいが相応しい。
「
PIC固定値初期化
(
錨を上げろ
)
、
ブースター点火
(
帆を張れ
)
!!星と暗黒の大海原へ
直進
(
ヨーソロー
)
ッ!!」
『キャーっ!恰好良すぎますお姉さまぁぁ〜〜〜♪』
『お願いだから責任を問われたら庇ってくれよな!?俺にだって養う家族がいるんだから!!』
気高き女海賊は、子分二人を引き連れて武器も持たずに飛び立った。
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